1月7日(月)今日からだいたいの会社では仕事始めのようだ。かつては4日からがフツーだったような記憶があるから、ここのところの正月はゆったりムードが漂っている。正月ではないけれど僕の父は金融機関に勤めていたこともあり、昔、大晦日はたいてい午前様だった。というのも当時(それはたぶんコンピュータが導入される前のことだろうが)は、すべてが手計算で最後の一円が合うまでは、帰れない時代があった。そういえば僕は父と紅白歌合戦を見た記憶が一度もない。もちろん東京に出てきてからも、必ずしも大晦日に鹿児島に帰るというわけでもなかったわけだから、ますますその記憶は遠のく。父は金融機関を退職後、そそくさと新しい職場(サービス業)に転職果たし、74歳の現在も意気揚々と働いている。きっとあの人は畳の上では死ねない。息子ながらそう思う。昨日までにあちこちにメールを書き送っていたこともあり、朝からメールと電話の嵐。なんだか突如、社会にエンジンが掛かったような状態となった。そんな合間を縫って、停滞していたメルマガの原稿を書いたり、定期的に掲載してもらっているエッセイを書いたりしているともう夕方。少々慌てながら蒲田のアプリコ。宮川彬良さんとアンサンブル・ベガの皆さんが今年の初お披露目ということで出かけた。会場は大変な熱気に包まれ、あらためて宮川さんの人気の高さを感じた。昨年発売されたCDやDVDなども好調な売れ行きのようだ。今年は5月にもまた東京公演が企画されている、そんなチラシも挟み込まれていた。きっとこれからは東京のファンにも、定期的に良質のサウンドと極上の音楽を届けてくれることと思う。