オッリぺッカ・ヘイノネン「学力世界一」がもたらすもの (NHK未来への提言)オッリペッカ・ヘイノネン,佐藤 学日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る |
1月11日(金) 昨日訪問して下さった方が70名、PVは364だった。どなたが見て下さっているのかわからないが、本当に有難いことだ。正月からなんとか継続しているためかもしれない。「継続はチカラなり」とはよく言ったものだ。気分を引き締めてやんなくっちゃ。昨日から一緒に仕事をしているせっちゃんが取材でフィンランドに旅立った。「地球の歩き方」を10日に渡すのを忘れたぱっかりに、早朝から池袋駅に向かい、手渡す。今回はフィンランドの学校を取材するものだが、フィンランドはご存知の通り、いわゆるPISAといわれる「OECD生徒の学習到達度調査」にてここのところトップを取り続けている国である。そんな国の音楽教育の現場はどんなことをやっているか、一度は見てみたいと思っていた。僕が関わってる合唱の世界ではフィンランドをはじめとする北欧諸国は今もってひとつのトレンドを形成しており、人気が高い。僕も2001年にフィンランドのユバスキュラという町に子どもたちのコーラスの録音に指揮者の松原千振さんにコーディネートしていただいて赴いたことがある。その時はペッカ・コスティアンネンさんの指揮による「ヴォクス・アウレア」というコーラスで、彼の自作を録音した。子どもたちがとても自由で(日本風に言えば、てんでバラバラ)、ちゃんと立ってんだか寛いでいるんだかわからないのに、歌いだすとそのままの雰囲気から素晴らしい歌声が生まれ出てくることに感嘆した。そのころはまだPISAのことなんか何にも知らなかったけど、こりゃきっと教育というか、子どもたちと先生の関係が全然日本とは違うんだろうな、と感じたことを思い出す。さて、今回のせっちゃんの取材、どこまでそこに迫れるか、楽しみだ。
追記:2001年の録音の際、街はずれの現代建築の教会で録音したのだが、録音会場費を支払おうとしたところ「へ?それは何??」という反応。どうも教会を使用することで、そんな習慣がないらしい。思案した挙句、松原さんからのアドバイスで献金箱にあるだけのコインを入れてきたことを思い出す。しかし、とはいえコイン…、きっと数千円、いや数百円だったような気がする(笑)。