やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

日本、いい国

2018-09-19 12:21:13 | おもう。


16日の日曜日に帰国していたのに
『ただいま』もアップしていなかったのは
頭の中がごちゃごちゃだったから。

今日(水曜日)、この午後にひさしぶりに
ホットヨガに行こうと思っていたけど
やめた。
仕事もたくさんあるし、このあとのたくさんの予定の
段取りがある。

*

本当に心から反省しないといけないことがあって。

この一か月にも、
駅のホームで見知らぬ女性に二回、
「バッグ、しめたほうがいいわよ」
って声をかけていただいたり、
ツアのとき、ガイドさんがいつもわたしのポーチを
閉めてくれる。
バタバタしていて、パカーンてあいているのだよ。

今回はイスラマバードの空港(パキスタン)で
歩きながら、パスポートをとりこぼし、財布も
落とした。すぐに気づいたけど。

あぶなっかしい予兆がたくさんあった。

そんななか、成田空港から帰ってきた日、
お客さんとビールを飲みながらスカイライナーに乗り、
日暮里駅で改札を通るとき、財布でタッチした。
お客さんとお別れし、
買ったばかりのコードレスヘッドホンをさわって
パキスタンの山荘の人が、わたしのiphoneに入れてくれた音楽とか聴きながら
美しいナンガパルバットの景色に見入り
ぼんやりしてた。
ザックもカバンも足元において、立ったまま
窓に頭をくっつけて、ポカーンとしていたと思う。
そうそう、そのカバンは人の混雑の中で
自分の足元から離れて1m先に転がってたという、それも
無防備だったよね。

自分の駅に戻ったとき、改札で、財布がないことに
きづいたの。

焦ったし、焦りまくったし、探し回ったわっ。
落ち込んだわ。

改札はとりあえず支払いなしで通してもらい
クレジットカードを止めた。

ポイントのたまっているカード類が多数と
運転免許証に保険証も入っていた。
週末に運転しなきゃいけないのに、再発行に
行くのは面倒だな、とか
も思った。そんな時間をどうやって作るわけ?と。

会社に出す精算前のレシートなども
入れていたし、途方にくれた。

けどなにより、この財布は
長女が二か月前にプレゼントしてくれたものだったの
それが一番悲しかった。
なので
自分の馬鹿さに落ち込み、
なんであんなに予兆があったのに
やってしまったんだろうって
激しく落ち込んでいた。

夫には
この前は帰国したと思ったら指を切るわ、
今回は財布って、毎回、ろくなことがないねって。呆れられ。

JR東日本の落とし物センターに二回電話したけど
届け出はなかったの。
その夜はね。

なので、わたしは自分を励ますために
これは深刻な人生の勉強であるとともに、
こういうときは、責められても叱られても落ち込むだけなので
もしわたしの身近なひとがこんな目にあっていたら
励ましてあげようとか、寄り添ってあげようって
考えていた。
たとえ相手がどんなにバカでも、
寄り添ってあげるべきだと・・・・。
バカはずっとバカなんだ・・・・と。

財布をなくしたのは、5、6年まえに
富士山の山頂にポーチごとおいてきて以来だ。
そのときは一週間後に、入れていた名刺を見た親切な方から
会社にポーチが送られてきた。
お金もそのまま入っていた。

(てか、財布をなくすじたい、一度もないけどっ、て夫が言う。苦笑)

そういえば、去年はスイスの列車の中に
自分のザックごと忘れてきたよね。(一眼レフやお客さんにいただいた
すてきなプレゼントが入っていた)
それも、
国際便でちゃんと無事に
戻ってきた。(しかも中の水筒の水は捨てといてとかいう
わたしの勝手なお願いも聞いてくれていて)

反省してるって言いながら
本当にはしてないのだ、って思って。
天性のどんくささなのだから
仕方ないのだろうかとか思ったり。

翌朝、JR落とし物センターに三回目の電話した。
名前を告げたら
お届けがありますねって。

ホームに落ちてて
どなたかが届け出てくださったらしいの。
現金もそのまま入っていた。

日本っていい国と思わない?

心の美しいひとたちが、この大都会に
いるんだよ。
誇りにおもうべきだし、
その方に感謝と、その方のご多幸を
願わずにはいられない。


かえってきた財布


はあ。なんか自分に疲れた。



*

お天気に恵まれ
ナンガパルバットのキャンプ1はとっても
美しかった。
いくつかのエピソードもご紹介するね。
パキスタンのリピーターのお客さんが半数以上。

みんな大好きなっちゃうんだよね。










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