やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

アトラス山脈最高峰 ツブカル山4167mの景色

2018-07-01 22:41:11 | モロッコ・エチオピア

6000万年前がどのくらい前とか、
5億年前がどのくらい昔なのかとか、
この大陸(日本の場合この島)が
どんな感じで動いてどんなふうにできたんだろうとか
時々考える?笑
わたしは、日常では考えないけど、
旅の景色の中では考えて、はるかな気持ちになる。
目の前にまさにそういう景色が広がってるんだもん。

お客さんが
「昔、テストの地図上でこの山脈はどこにあるかってあったわよね!」と。
(アトラス山脈)
「そこに本当にいるのね~感激するわあ~」と言ってらした♡
すると別の方が「アトラス山脈ってテストに出たかなあ???」とか。笑

教科書で勉強しようと思うと退屈なのに、
目の前に広がる絶景を見ながら、説明を受けると
なんでもかんでも頭に入ってくるし、笑
地質学も歴史も楽しい!

*

すごいな~ほんとにすごいな~
というみなさんの歓声がたくさん聞こえた。







すごいゴロゴロだよね。

やっと山頂がちょこっと見えたとこ。




登り始めからの標高差は2400m。
距離は14kmくらい。日頃歩いてないと、厳しいとおもう。

ガイドさんと


全員登頂できてよかった~
今年も山頂は風がなくポカポカしていたので
しばらくいた。



*

ツブカル山中3207mにある、ネルトナー小屋




途中に小さな売店もいくつもあり、
その中でもフレッシュオレンジジュースがとてもおいしいの。
コップ一杯で100円くらいだし、七個も
オレンジを絞っていれていたよ。

ガイドさんのこのターバンをお客さんちも
すてきだね~と、



ほしいほしいっと群がっているとこ。笑















花もたくさん!ここでは省略するけど
南アルプスぽい花とか。
でも柔らかそうで触ると
この厳しい乾燥や風に耐えるためかのように、
花も葉も全体が硬かったり。

まずは2泊3日の登山が無事終了し、
みなさんとってもいいお顔をされていた。

マラケシュに戻り、その夜はジャマ・エル・フナ広場を歩き、
レストランへ。
翌日からの観光につづく。


モロッコはエキゾチックでパワフルな魅力があふれてる。
交易で栄えてきた、古い都のマラケシュと
フェズには迷路のような市場があって
中世にタイムスリップしたみたいな気分にさせてくれる。

先月までスペインで、レコンキスタを想ってた。
キリスト教圏とイスラム教圏の土地と権力争い。
あちらは勝ちながらキリスト教の道を広げていき、
ジブラルタル海峡を渡って逃げてきたムール人たちが
こちら側では
イスラムと融合しながら独自の文化を築き上げていった。

ヨーロッパの文化、イスラムの文化、
元々あるムール人(ベルベルとローマの人々に呼ばれた)の
遊牧の文化など、また、
海と山々とサハラ砂漠の、いろんな気候の、
いろんなミックスの
とっても魅力的なところをかいつまむ。

旅って面白い。

*
これは、サハラ砂漠にて、なんだけど、

ワールドカップも開催されていて
日本もモロッコも健闘が
話題に上がっていた。

ワールドカップモロッコ代表チーム仕様のペットボトル
と、サハラ砂漠。
このミネラルウォーターのボトル、国民の不買運動で
仕方なく値段を下げてデザインも一新されたもの。
ガソリンや食品や今、ちょうど、いろんなボイコット運動も
あちこちで行われていた。


サハラ

仁美がいた。



つづく