富岡製糸場

６月22日
富岡製糸場が世界遺産に登録され雨の日曜日の今日も地元は大変賑
わっているようだ。
それにしても明治5年の設立という、5年前は江戸時代？　そう考えると
江戸末期から明治の初めにかけての発展には目を見張るものがある。
ところで我々の子供の頃は何処からか蚕をもらって来て数匹を家で飼っ
ていた。
周りには桑の木もあった。
それだけ養蚕農家が多くあったのだろう。
静かな夜、蚕が桑の葉を食べる音がかすかに聞こえた、そして糸を出し繭
をつくる様子を飽きずに眺めていたものだ。
今の子供たちにもこのような経験をさせたくともせせられない、考えるとそん
な古き良き時代であった。
富岡製糸場は昭和62年に操業を停止したとの事だが、今でも１５軒が養蚕を
続けているそうで、今日のニュースでは一部生糸の生産を再開し富岡ブランド
で売り出す計画があるそうだ。
桑の実の旨かったことを、思い出しつつ富岡の生糸が早く出回ることを期待
している。

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