酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

小学校の頃 ロクモンスって何 1

2007-04-06 15:57:42 | 塩竈小学校の頃の話
 このあやしい「三角ベース」は宮城県独特の遊びなのでしょうか。それとも時代とともに、廃れたのでしょうか。少なくとも、私の小学校6年生になる息子は、このゲームの事は知りませんでした。今もやってるとこあるのかなぁ。

 授業終了のチャイムが鳴ると同時に、場所取り当番のしょうじ君はかばんと共に、廊下を猛ダッシュ。5年7組の教室から、階段を駆け下り、下駄箱から、出るとすぐ、校舎曲がり角、ブランコの前めがけて、かばんを放り投げます。
「7組とぉーーーり」
ロクモンスをするのに、最高の場所をゲットしました。
「しょーおんっつあん。(しょうじ君のあだ名。小学生のわりにふけ顔だった)俺達も掃除終わったら、行っからっしゃ!」2階廊下側窓から声をかけます。
 L字に曲がった校舎の角は本当に絶好のロケーションでした。アウトを取るのにランナーにボールをぶつけても(ドッヂボールの要領)、校舎の壁があるので、転がったボールを延々と捜さないで済むし、ベースの目印も立てやすいからです。

ルールはゲームを実況しながら、後ほどまとめてお話します。

昭和48年、塩竃市立第二小学校は、現在のプールの位置にL字型の木造校舎がありました。校舎の正面にはブランコ(このブランコは修理を重ねていまだに健在)が
あり、その前には見事な桜の木が4本ありました。ほんときれいに咲きました。運動会の頃が満開でした。
その桜の木とブランコの間にフィールドを作りました。

掃除が終わった頃みんな集まりだしました。
「5年7組ばかりこの場所使ってズルイんでねぇかって6年から言われたおん」
としょうじ君が言い出しました。
「んだって一番近いところに教室あんだからしょうがねっちゃ」
「何人あつまったかや」
「今日は、12人かや」
「んで組み分けすっちゃ」

放課後、芋を洗うような校庭の様子でした。
塩竃市立第二小学校は児童数が1200人程、県下で2番目に児童の多い小学校でした

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