月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

身内感覚

2012年08月12日 19時33分45秒 | 仏々相念(住職日記)

やっぱり徳正寺さんが・・・

 

沢山御縁をいただいてお会いしているのになかなか打ち解けることもなくギクシャクする方もいれば、

数回しかお会いしていないのに我が子、兄弟のように接して下さる方もいる。

そんな後者のような御宅にお参りさせていただきました。

 

ご家族一緒にある御縁で他のお寺のご住職との御縁をいただかれました。

もう、満面の笑みでコイツを褒めてくれるのです。

コイツを褒めて下さるのはこの姉妹ぐらいです。

でも、正直悪い気はしません・・・

大きな顔の中心にある突起物がグングン高くなります、「そんなことないですよ!」

とは言いながら、心の中では「オレ、ガンバってるから!!!」って思っているのですから情けないことです。

 

身内のように思って下さるからこそいいように見て下さるんでしょうね。

有難く思うことです。

 

御同朋、御同行

住職もご門徒もみんな、み~んな阿弥陀さまの子どもなのです。

この和やかな空気の一員でおれることに感謝することです。

 

「住職さん、その朱色の御袈裟は夏用なのですか?」って弟さん。

「そうなんです、コレ夏用なんですよ!もう、汗と涙でヨレヨレなんです・・・」

そういえば、これまでの御縁ってず~っと冬の御袈裟を着けさせていただいていたな~・・・

冬真っ只中の切ない御縁からでした。

服の枚数が一枚一枚減っていくように、少しずつ少しずつドンヨリと曇った心が晴れていくのでしょうか・・・

晴れ渡る空にも時として雲がかかる・・・

しかし、どのように曇ろうともその雲を突き抜け優しく照らし出してくださるおはたらき。

 

有難いことです・・・

 

あ~・・・今日も沢山のお方に会わせていただいたな~。

一人一人のお顔が浮かびます。

みんな、み~んな優しいお顔でした!