優しさが滲み出る・・・
長い間、大きな病を抱えながらも両親を大切になされたお方でした。
大阪と宇和島という距離がありながらも度々帰省されては優しく接していられたことを聞かせていただいていました。
お父さんを亡くされた後、御縁をいただいてはその優しさに触れさせていただいていました。
お墓に納骨なされる時・・・
お墓まで一緒に上がっていた時のこと、
「私も身体が悪いので、何とか父を見送ってと思っていました。年老いた親に子どもが先に死ぬなんて辛さに会わすことなんてできませんもんね!」
って、お父さんの御遺骨を胸に抱きながら寂しくも安堵された微笑みが忘れられません。
父亡き後、やっぱり度々お帰りになられてはお母さんを大切になさいます。
「二人三脚で歩もうな・・・」そう2人で語った先日・・・
それから2カ月ほどで往生なさいました。
「お袋、ごめんね・・・」
そう呟きながら往生なされたように思えてなりません。
年老いたお母さんが一人里に・・・。
優しく朗らかなお母さんは、息子の手を握りしめたあの温もりを思い出しておられるかもしれません。
これからも一緒におって下さいますから!
いつでもどこでも・・・一緒におってくださいます。
これからも、我が息子の手の温もりを掌に残しつつ・・・
願生って下さい