花粉症のイヌの見る夢

花が咲いた。
・・・からと言って；
落ち着きなくうろつく猫を見かける頻度が高くなった。
・・・からと言って；
つんちゃが玄関で待つようになった。
・・・からと言って；
決して油断をしてはならない。
それが証拠に、昨日の寒さと言ったらなんだ！
コタツから出られなかったじゃないか！
折角の平日休を無駄に過ごしてしまった。
（のは、寒がりの怠惰のせいか？予報より早く降り始めた小雨のせいか？）

そして今日、晴れたことに余計にやり場のない不満を抱き
あと１歩乗れなかった電車（しかも往復）にすっかり不機嫌になって
帰宅してドアを開けたら、
つんちゃが尻尾振りフルパワーだったので、あっさり機嫌が直った。

真冬はさすがにリクエストしない「窓明け」を
このところずっと手（？前脚)で要求し、
ある一定の時間は外を眺め、寝ている。
鼻水を垂らしながら・・・。

どうやらつんちゃも花粉症らしい。
それでも外の空気を吸い込みたいようで、
揃えた前脚はポタポタと落ちてくる鼻水に濡れる。

そんな陽だまりの中、春眠での夢はどんなものなのだろう？
覗いてみたいつんちゃの夢の中。

つん：あれ？おまえ、ついこの間までボーズじゃなかったっけ？


つん：恐るべし紫陽花の活力。もしかして地球制覇を狙ってんのんか？


つん：紫陽花といえばセットになっているあのデンデンムシとは、
　　　実は「伝伝ムシ」で、地球の情報を宇宙へ送っているのか？
　　　まだ姿が見えないけど・・・。


（陰の声：つんちゃの頭の中は、こ～ゆ～ことになっていたのか？？？）