VOICE of TSUCKY

ラブラドールのいる風景
出演者紹介:カテゴリー”VoT紳士録” 
用語辞典:カテゴリー”つきペディア”

想い出に変わるまで

2008-02-11 | Weblog
昨日にも増して盛況だった「勝手にドッグラン」は、
早春の陽光に恵まれ穏やかだった。
わんこたちをひとしきり芝生で遊ばせ、
「野点会場」へ移動した。
その中で1組だけ、わんこ連れではないご夫婦がいらっしゃった。
サンタちゃんのパパとママである。
長い病との闘いの末、一昨年の12月にサンちゃんは旅立った。

つんが出会った頃はすでに全身の毛はほとんど残っていなかった。
歩き方も生まれたばかりの仔馬のように足元がおぼつかなかった。
それでも、パパとママはサンちゃんの体力が許す限り、
公園への散歩を心がけた。

見事な毛並みの立派なゴールデンだったというサンちゃん。
病気のために変わってしまった容姿に、
知らない人から配慮のない言葉をかけられたりしたこともあったそうだ。
でも、頼りがいのあるパパと明るいママは、
引きこもることなく、サンちゃんを彼の大好きな公園へ連れ出した。
馴染みのわんこ仲間、慣れ親しんだ芝生や土の香り、
サンちゃんを大事に思う散歩仲間の飼い主さんたち。
きっとサンちゃんはパパとママに感謝していると思う。

サンちゃんを亡くしてからも、パパとママはよく公園へお二人でいらっしゃっていた。
そして、私たちを見かけると、嬉しそうに1頭1頭に声をかけてくれた。
きっとつらい思いもおありだったと思う。
でも、そんなことはみんなの前では決して見せず、
明るいママの様子に逆に勇気づけられた。

そんなお二人にサンちゃんが出逢いを用意していた。
先日、公園の駐車場で開かれたドッグショーに出ていた、
ジョイちゃんのブリーダーさんのところに産まれた子犬。
ベルジアン・タービュレンの女の子を貰い受けることに決まったそうだ。
明るいママの笑顔に本当の輝きが加わったようだった。
嬉しそうに子犬がやってくる日のことを語るママを見て、
みんなもとても幸せな気分になった。

1年が経ち、サンちゃんを埋葬し、喪が明けた。
サンちゃんは、想い出となって、新しく迎えるわんこを見守ってくれることだろう。

ウッドデッキ占領の「勝手にドッグラン」一行。

みぃ~~~んな、わんこ仲間。


催し物も多彩。
”カンガルー”ボクシング(アレンジョイ)


美しい犬のオブジェ(コロン&アルネ)
コロン:ちょっと、アルネ、私のシッポ、踏んでるしぃ~~


美しい馬尻(バケツ) (マフィン)


”アイシャドーしているんですけど犬”(バディ)


「野点」お開きの後も名残り惜しく、立ち話。


「野点」に参加したが、つんのお散歩が未だだったことに気づいた、
本末転倒の飼い主。
みんなと分かれ、ルフィーと海へ・・・。


走る、走る。


つん:ルーちゃん、顔、怖いで~


いつもより、少し遠回りして、ヨットハーバーよりの道まで出てから帰った。
もう少し、暖かくなったら泳ごうね、つん













コメント (6)
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つっきーの木