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taroのさすらい日記

日々思ったこと、見たこと、感じたこと、そして写真と音楽のことなど

ブルーノ・レオナルド・ゲルバー「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会」

2010-07-03 10:38:35 | music

 昨夜はすみだトリフォニーホールでブルーノ・レオナルド・ゲルバー「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会」を聴いてきた。2夜連続に渡る濃密なコンサートであり、3月にあったゲルハルト・オピッツのベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲演奏会に続くものである。幸いにも前者のステージに接することができ、お二人の演奏スタイルの違いが鮮明に浮かんできた。むろん、演奏者の資質を感じとるまえに、いやそんなレベルではないのだが、僕の場合は作曲家の世界を広く感じることが第一になるだろう。
 昨夜の演目がピアノ協奏曲第1番、第5番「皇帝」だったことが良かったのか、より鮮明にベートーヴェンの作品に触れる感触を得たと思う。と同時に、演奏者に与えるであろう絶対的なまでの存在感、そして作品の大きさがあるからこそ、ベルバーの芳醇にして滑らかなタッチが作品の華麗さを深く誘っていたように感じたのだ。この感触はとても大きなもので、僕のなかにクラシック音楽のうま味を与えてくれたのだ。

朝メニュー

2010-06-24 10:12:01 | music

 早朝より、昨夜から見始めた映画「ターミネーター2」を途中から見終え、続いて録画の古い順にテレビ画面に出る作品タイトルをクリック。それはマイケル・ダグラス出演の「密殺集団」であった。本編を見ながら朝飯を摂っては鑑賞を中断。それから、部屋を変えMacの前に座って、ZZTop「Afterburner」を2回聴き、現在カラヤン、ベルリン・フィルによるベートーヴェン交響曲5番、7番を一気に聴いているところ。朝からheavyにして心地よいのである。

マジメに無我夢中

2010-06-21 07:26:51 | music

 昨日までの4日間、毎度毎度のウニオン全店でクリアランスセールを行っていた。時間があれば攻めたかった。でも、楽しき耐乏生活を余儀なくされているので我慢するもなにもスルーしかなかったのである。そんななか、ほんの少しだけ立ち寄ることができた。シブヤと新宿である。で、店舗、フロアーによって割引きサービスが違うことはいつものこと。客をバカにしてるのか、と思いつつエサ箱をみるのだから始末に悪い。
 なかでも、他を寄せ付けない圧倒的なボリュームと嬉しい割引き率だったのが新宿のクラシックだった。いくら時間があっても足りないくらいだ、というのが一歩踏み込んだ瞬間に伝わってくる。そして、あっと言う間に気がつくと60分経っていた。それでも器楽曲の新入荷の半分も見てないのだ。夕刻には宅急便の受け取りで戻らなければならない。ならば、どうせ買えないのだからと、タイトルとジャケット写真を入念にインプットしつつ、マジメに無我夢中になってしまうのであった。

第三夜

2010-06-11 07:22:44 | music

 ≪モーツァルト/ザ・テン・イヤーズ・シンフォニーズ1778-1788≫第3夜。今宵も素敵な女性と一緒である。だから、一人で開演前から舞い上がっていたわけでもなく、極めて冷静に鑑賞できたと思う。というより、3夜目は先の2夜とはがらりと表情を変えたかのような雰囲気だった。モーツァルト交響曲、ニ長調K.なし、第36番、第32番、第41番「ジュピター」。この演目からしてそうなのだろうか。どなたか教えてほしい。
 つまり、僕の体調のせいなのかどうか分からないけど、やや硬質な響きにして荘厳華麗な演奏にガラリと変えていて、それがまた、これまでのCD鑑賞だけでは伝わってこなかったモーツァルト作品の奥深さとその魅力を感じたのだった。それはまた、3夜に渡る企画構成の妙味が結実したとも言えるのだろうか。そいった見えないところが分かるようになるともっと楽しめるか。いや、そんなことより、こうしてクラシックコンサートを重ねるごとにクラシックの大きさを見て感じることが大事なんだと思う。素晴らしいコンサートだった。

第二夜

2010-06-10 07:27:38 | music

 ≪モーツァルト/ザ・テン・イヤーズ・シンフォニーズ1778-1788≫第2夜の昨日。演目はモーツァルト、交響曲第35番、33番、37番、40番という順だ。第40番は多分に一度は聴いたことのある有名な作品だろう。開口一番、華麗なコンサートであった。それは、何も素敵な女性と一緒だったからでもないのだけど、僕のなかにあったモーツァルトのイメージが大きく崩れ剥がされたのは間違いないだろう。
 それは、第一夜の最初の第一楽章のときからであって、生のコンサートで聴くモーツァルトでもってこれまでの殻をすべて壊してくれた。それは、専門的なクラシック用語や形容詞を持ち合わせていないけれど、何というのかクラシック音楽にあるだろうスケール感がほどよく完璧だということ。その辺りに、日本人が最も好む作曲家となる要因があるのかもしれない。それはまた、親しみやすいとか癒しとか胎教にいいとかにも結びつくのだろう。他にもいろいろと感じるところ有りで、とても有意義なコンサートだった。と同時に、ぼくのなかでモーツァルト開眼が間違いなく開いたと思う。

第一夜

2010-06-09 07:21:33 | music

 昨夜はすみだトリフォニーホールにて、ヴァシリス・クリストプロス指揮、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団
モーツァルト/ザ・テン・イヤーズ・シンフォニーズ1778-1788≫の第一夜を聴いてきた。演目は交響曲第31番、38番、34番、39番である。会場に着くや、老若男女のやや若抜き状態で盛況の有様。モーツァルト人気を垣間見た瞬間であった。これは日本人のモーツァルト好き、と見ていいのか、モーツァルトが特別なのか。
 その答えは、3夜に渡る演奏にあるのだろうか。そして、ぼくのなかにある小さくほんの囓った程度のモーツァルト像らしきものがどのように浮かんでくるのだろうか。少なくとも、そして確実に、その期待が楽しさと喜びのなかから出てきそうな手応えを感じたのが昨夜であった。

久しく中古CDを買っていない。

2010-06-04 07:27:53 | music

懐具合は相変わらず寂しいのだけど、買い控えをしてるわけでもない。気がついたら、大好きなウニオンから遠ざかってる。その証拠に、最もキャパシティが狭く買いづらいシブヤのウニオンを見ることで誤魔化してる始末だ。以前なら、シブヤなど眼中になく、探すならお茶の水か新宿と決めていた。気まぐれに吉祥寺も発生するのだが。そんな場合でも空振りは滅多にないのだけど、何故か食指が動かない。次回でいい、というもう一人のワタクシがいるらしい。
 で~も、そうなる事の隠れた要因に、実はロックが消化不良ぎみで、アレとコレを手にしたいとの気持ちがあって、その願望がいつも叶えられないのであった。つまり、アレとコレが無ければ手ぶらで店を後にするだけなのだ。その反動よろしく、無理して3番手4番手あたりのジャズCDを買う愚を冒してないから買ってないことに。で、アレとかコレとは、ジミ・ヘンはいうに及ばず、ZZTopとマウンテンとLynyrd Skynyrdとピンクフロイドなのだ。

偽物らしきブツ

2010-06-03 07:26:43 | music

 一昨日触れたインナーイヤーフォン、MH BEATS IEの偽装品らしきブツが手に入った。というより、その彼がオークションで落札した2度目のブツであり、彼が見た瞬間に本物ではないと感じたというモノである。そのコードの長さが違い、音もまったくの別物だという。故に無用のものとなり、この僕に物は試しとくれたのだった。一度音を聴いてみて、後は処分して下さいと。ウン千円は勉強代でしたと。
 それで、まだ自分のiPodに通してないのだけど、見た目、オレンジ色のコードの幅やや小さく色も違う。手にすれば、そのコードの厚みが幾分薄い。しかも、その外箱も本物でないとすればかなり精巧に出来ている。かなり怪しい。いや、先日触れたようにアメリカでの定価が179ドルであることを思えば、限り無く本物ではないと思う。でも、そこまでしてコピーが生まれるのだとすれば本物の製品の確かさを示すものだろう。っうか、感心してる場合じゃないのだが。 

真贋

2010-06-01 07:47:13 | music

 少し前に自分の身近なところでインナーイヤーフォン、MH BEATS IEの愛用者が2人増え、その一人がオークションで市価の3分の1ほどの値段で買ったことに触れ、そんな賢い買い方があるんだ、羨ましいと書いた。その彼が早速壊れたとかで、また同じようにオークションで買い求めたという。その2本目が届いて言うには、ケーブルの長さが違うといい、さらに音が、低音が出ない! と僕に激白するのであった。どうやら、1本目は本物に近く2本目は明らかに造りから違うらしい。しかも、2つとも出品者が違うという。
 そうはいっても、現物を見ない限りは何とも言えない。その真贋は、店頭で正規品として買った15000円也のMH BEATS IEと僕のiPodを通して聞き比べればすべてがはっきりするはず。それと、本家サイトでMH BEATS IEを見たら179.95ドルとある。並行品だとしても5000円以下で買えるのだろうか。だとすれば、そのオークションは限り無くグレーゾーンを越えてるだろう。

陽水の次は

2010-05-27 07:24:57 | music

 只今レンタル中の井上陽水。連日、いつでもどこでも陽水が鳴っている。ジャズとロックとクラシックをアタマでっかちで聴いていた自分には大きな変化であり、この楽しみは何ものにも代えられない。そして、つくづく、繰り返し聴けば陽水の作品は大陸的なんだな、と思うのだけどどうでしょうか。
 このいい感じのテンションでもって、次は美空ひばりとザ・ピーナッツを借りようと思ってる。もちろん、同時代ではないのだけど、その世代で言えば松田聖子ちゃんであり中森明菜様なのだが、これまで数えるほどしかないテレビから伝わる彼女たちの映像と歌が強くココロのなかに焼き付き宿っているからだ。