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taroのさすらい日記

日々思ったこと、見たこと、感じたこと、そして写真と音楽のことなど

好事魔多し????

2009-10-31 07:36:36 | jazz

 昨夜は楽しみにしていた杉田劇場でのジーン・ディノヴィ・トリオ・ウィズ・テッド・ブラウンに向かうべく車中にいた。開演まで余裕の時間だった。一体どんな演奏を聴かせてくれるのか、そんな期待に胸膨らませながら、まったく関係ない音楽をiPodで聴き、ケータイを見る仕草はごくごく普通のおっさんである。
 某所からの移動のほぼ中間に差し掛かったことろ、Timbuk2のメッセンジャーバックをいつものような仕草で触ったとき、あるべきポケットに部屋の鍵がないことに気付く。この時点で、ボクは今ここで渾身のコンサートレポートを書くという意気込みが無理だということを悟る。途中の停車駅でおり、すぐに判断したのが不動産屋だった。ところが仲介した物件の鍵は持ってないという。隣りに住む大家さんに頼んで郵便受けに鍵を入れてもらおうと電話するも、これが何度かけても出ないのである。まさか旅行とか。かといって21時近くになってテルするのもどうかと思うし、それでも出なかったらもう術がないないのだ。数千円かけて鍵屋を呼ぶか。
 ならば、今からロッカーに投げ込まれてる鍵を取りに引き返すか。そうすれば多分コンサート前半の終わり頃に着くだろう。それよりも、大家さん頼みに頼りたい。そこをギリギリまで粘るも結局は電話が通じなかった。そうこうしてると杉田にどんどん近づいていく。そのロッカーへ引き返すことはもはや出来ない。
 そこで出た結論は、ロッカーがあるところの締める時間を先に確認し、その時間に合う分のコンサートを聴くことにしたのだった。どう考えても、19時開演として19時45分には出ないと間に合わない。凄いことだ。杉田劇場からダッシュで京急の杉田駅へ。そこから上大岡で快特に乗り換え品川、そしてJRで有楽町、さらにメトロに乗って・・・。最悪、駅からタクシーだろう。
 ということが現実に実行された訳であるが、6曲しか聴けなかった昨夜のステージは感動以外の何物でもなかった。先に、杉田激情と触れてるが、ここは本当に音がいい。もちろん、PAなんて使わない。たしか、3年前かディノヴィのコンサートがここであって写真を撮ることになっていたのだけど、カメラのシャッターが切れず泣く泣く諦めたことがあった。その一瞬のシャッター音が駄目にするほどアコースティックなのである。
 
 演奏は年齢を感じさせず、暖かさに包まれビロードのようなタッチから生まれる繊細でウォームなメロディ。ジャズの伝統があるとすればその最もピュアな感覚を自然に生み出すディノヴィの素晴らしさ。ベースのニール・スワンソンがこれまた抜群の相性とスイング感を醸し出す。もう一人の主役、テナーのブラウン。幸いに2曲聴くことが出来た。伝説なのであった。音の細さ? に驚くもそれは衰えではなく変節しない彼の表現が息づいているのだ。そのアドリブも変わらない。ジャズの黄金時代へトリップした瞬間だった。そこには、古さとか新しさがどうのといった愚問は一切関係ない祝福の空間に酔いしれるのであった。

夜間配達

2009-10-30 07:37:15 | life

 ということで最後となったとある宅急便が一つ。すでに不在票を手にしてるものの、できることなら真っ先に欲しい、いやどうしても必要な荷物なのであった。時間のやりくりをしても結局は3日後になってしまう。仕方ないので11月1日の午前に再配達してくれと電話で伝えた。でも欲しい。その欲求が時間という大きな壁を打ち破ってくれたのか(笑)。そこへ偶然にも時間が出来た。当日、つまり昨夜の19時30分ごろに再配達をしてくれないかと伝える。電話口ではオペレーターさんなのだろう。事務的にこなすも、実際はドライバー次第なのである。
 その辺の連携がうまくいかなかったのか、まてども玄関のノックがない。営業所に電話するも配達時間終了に近づいてるからかまったく繋がらない。そこで、ドライバーの携帯にすると、なんと21時30分で承ってるという。そんなバカなである。その会社、西濃運輸は20時までだ。それなら、21時30分という指定をすんなり聞き入れるはずがない。それとも、申し出があればそのままスルーするというのか。一番のとばっちりを受けてるのが現場のドライバーだろう。結局は、ボクからの電話でもって21時前に届けることになった。それも、一端営業所に戻って20分後くらいに伺うという。お疲れ様でした。

受け取り問題

2009-10-29 07:36:00 | life

 毎度のことながら荷物の発送&受け取りが集中するとどうにもならない。自分のオークションから発送することに比べたら、受け取ることのほうがそれはオークションに限らずこの頃は多い。メール便、エクスパック、郵便受けに入らない定形外、宅急便、アマゾンからのメール便、など多種多様。そこに日々の生活サイクルが不規則になっていたりするとどうしようもなくなる。
 先日なんて、オンラインでCD一枚注文したら、発送案内のメールにエクスパックで発送とあって驚いた。500円ものコストをかけたら利益なんて飛んでしまうだろう。そして、窓口まで受け取りに行ったのだった。メール便なら何事もなく済んだのにネ。
 宅急便も一つの業者に留まらない。不在票の扱い一つみても業者間のサービスの質の差は歴然だ。ただ、使い勝手のいい業者は勝手ながら見当たらない。郵便物は幸いに歩いていける24時間開いてる窓口があるから助かっている。やはり、問題は宅急便だ。徒歩圏内に営業所があれば何ら問題はないのだけど、要するに、自分の都合で上手く受け取ることが出来ないことのストレスが嫌なのである。できることなら、自分の思うようにして受け取りたい。
 えっ、そんなもん一人モンだからだろ! と言われますか。仕方ないじゃないですか。

大差ないのか

2009-10-28 07:34:00 | jazz

 とある事情で26日の月曜にCDが手配できるはずだったのが待てども届かず。電話で先方に確認すればおかしな事を平気で言うので予定を変更する。差し替えのため、仕方なく晴天の昨日CD店で探しまくり。
 できれば、それをやめてネットショップで買おうとも思っていた。雨のなか参考にしたのはアマゾンとHMVだった。そうしたら、HMVが4枚買うと最大で25%引きになるという。だけど、ここは未だ利用したことがなく、在庫あるものは24時間内に配達というのもあてにできないから今回は敬遠した。アマゾンのそれは値段のことよりも、ボクの場合輸入盤を買うのだけど、たとえば本来ヨーロッパ盤なのにfrom USと表記あると手が出ないのである。たとえ、届いた現物がヨーロッパ盤だったとしてもその確証が得られないのだ。HMVでの魅力的な割引きも諦め、どちらでもクリックすれば昨日届いたとは思う。結局は現物を手にしてこそ買う主義を貫く恰好となったのだ。
 一店目のタワー渋谷店では大好きなドイツECMの旧譜が1990円で2枚買うと最新カタログが貰えるというのだ。この値段は、先のHMVのオンラインでの割引きとほぼ同じである。しかも、豪華なカタログが付くのだ。慌てる必要はない。しばらく続くから次回の楽しみにしよう。それと、未CD化だった「Sound Suggestions」を見て驚く。そこから新宿へ移り、一通り各店舗のジャズ売り場を物色。目的のブツはワターで買うとして、それに関連する作品も納得の値段で出ていたから買い込む。
 買い方は人それぞれだろうけど、今日日、それは多分に都内に限られるけど、安さ品揃えタイミングなどオンラインも含めどこも大差ないことを痛感するのであった。そして、大概のブツは待てば手に入るご時世なのかもしれない。

Beatles聴いてCDの整理行う

2009-10-27 07:38:06 | music

 終日雨との予報は時間が過ぎるほどに期待通りの展開になった昨日。ほんとによく降りましたネ。洗濯物を何とかしなければ、なんて問題はこの際不問にしようじゃないか、というノリになればもう勝手し放題ってなものである。
 そんな期待にはナイスな音楽があればいい。ということで、一昨日の昼頃に雨の一日を過ごすための素敵な作品をアマゾンでポチッたのだった。Beatlesの「Rubber Soul」と「Sgt. Pepper`s Lonely Hearts Club Band」である。2枚で1割引きだ。千葉方面から来るのだけど、当日に発送のメールがあれば翌日には届く。昼前に佐川のメール便で来た。CD、2枚分なのにご存じのように30センチ四方のレコードのジャケットのような厚紙段ボールでくるから玄関のノックなのである。大袈裟だと思うし、昨日のような雨のなかポスト投函で済まされたらウォーターダメージでもって終わりだろう。それとも、アマゾンでのメール便は手渡しなのだろうか。
 そうえば、Beatlesのリマスター盤モノラルBOXが再入荷しているらしい。あの発売日にあたる9月9日にあった勢いは今のボクにはない。でも欲しい。28325円也。Beatlesを鳴らしながらCDの簡単な整理をしたら2枚ほどダブって買っていた。もはや、自分の記憶力なんて使い物にならないらしい。でも、めぼしい作品をAtoZで並べるまでもなく背文字が見える状態にして一通り目を通し、ECM、Blue Note、AECLabel Bleuをグループ化したから当分の間は間違わないで選ぶことができるはず。これでもって中古盤ハンティングに弾みがついたってもんですヨ!

セカンド・インプレッション

2009-10-26 08:37:29 | jazz

 昨日触れたヤロン・ヘルマン・トリオのコンサートにはもう一つの印象があった。ほぼ生演奏に近いその音はピュアな響きでまったく申し分なかった。生と言いつつ、ウッドベースだけはアンプを通すことが多いなか、そのベースも生だったのだから最初の出だしからカラダはうっとりしてしまう。
 多分に、ステージ左右から濁った増幅された音が流れ視線は中央というバランスに普段から慣れてしまっては、逆にこのようなピュアなステージになると戸惑うものではないだろうか。ボクは、その逆で左右のSPから音が出るとゲンナリしてしまうのだ。それは同時にCDという形態で聴くことに慣れていると、今回のコンサートとではその差異を埋め尽くすことに追われて芯を見失いがちになるのはないだろうか。とくに大きなコンサートホールでは尚更だろう。
 さらに、そんな環境のなか観客側へ魅せようとつまらない細工をせず、正味の演奏を繰り広げた彼らはやはりただ者じゃないと思う。だから、若干のPAを介せばCDを聴くときと同じ具合にダイレクトに印象が伝わったのかもしれない。そうしなかったことの彼らの真相は知る由もないが、むしろ気概と自信に満ち溢れている音だったと思う。

ヤロン・ヘルマン・トリオ

2009-10-25 08:13:48 | jazz

 昨夜はすみだトリフォニーホールでヤロン・ヘルマン(Yaron Herman、音出ます)・トリオを聴いてきた(公演詳細)。無言のコンサート。アンコールの2曲目を前に会場を後にしたのだけど、多分彼のMCは最後まで無かったはず。演奏とお辞儀だけだった。そんな不思議な場面、つまり曲名のアナウンスすらなく、淡々と演奏が繰り広げられたのだ。ついでながら、SP付きの要人が会場にいたらしい。
 2部構成の充実のステージと思って間違いないと思う。だけれど、個人的には終始違和感が付きまとっていた。その興奮という衝動も無ければ、スタートからどうにも避けられない睡魔との戦いからハッとなって演奏に目が醒める、それはよくある一瞬も起きなかった。ボクの鑑賞能力が追いつかないのか、それとも演奏がまだだということなのか。間違いなく前者に当てはまるだろう。だから、楽しみとしての興奮は味わえなかったけれど、昨夜の演奏は永く記憶に焼き付けられたはずだ。そして、それは何かに付け比較対象になると思う。
 素材を生かす能力それがアレンジと言うなら、多分に際立ったセンスがあったこと、むろん共演者も含むテクニックは言うに及ばず、その知的な表情が彼らしさなのかもしれない。それをヘルマン自身の身体的な音とすれば、そこに深みと躍動感という肉付けがさらに生成されることを楽しみにしたい。

孤高の古マンション

2009-10-24 07:36:10 | life

 朝の冷え込みがグッと低くなって秋深まる今日この頃なのだけど、みなさんは如何お過ごしですか。と柄にもない出だしには訳がある? 一週間前になるのか、例のMacのセットアップで伺った知人宅。都心からほんの少し離れてるだけで、郊外というか静かな住宅地だった。ボクは地図を持たずに適当に2時間近く駅から撮り歩き、適当な当たりをつけては知人宅へ向かういつものパターンだった。道に迷ったらコンビニにある地図で確認すればいいだけのこと。
 駅の繁華街はとても簡単に攻めることが出来ない巨大な街で線路を挟んだ反対側だけお腹いっぱいになってしまう。それと、ウインズ(場外馬券売り場)があるから週末はガラリとその表情が変わるのだろう。楽しみである。そんな感触を味わいつつトボトボ歩いては目的地へ向かう。近づくほどに閑静な住宅街の空気が漂ってくる。
 迷うことなく住所にある番地に辿りついたそこは見渡すかぎり平屋もしくは2階建ての住宅ばかり。そこに突然立つ5階建ての古マンションなのだった。ボクは、瞬間的に西部劇にあるような舞台の中心になる街の一角に立つホテルかと置き換え、その階上の窓から登場人物が空を眺めているみたいな、そんな風情があってのけぞってしまった。格好いいのである。築30年オーバー、階上からは何も遮るものがないオーバービュー。風通しも最高。もちろん、古いから階段である。見晴らしのよさと開放感。絶好の日当たり。そこに鎮座するMacのディスクトップとシネマディスプレイ。実に羨ましい素敵な空間。そんな空間に一度でいいから住んでみたいな。

3日連続なのだ

2009-10-23 07:29:38 | food

 21日のエントリーで触れたもう一つのスーパーに3日連続通っている。それも閉店間際の20時前後だ。次第にその全貌が明らかになりつつある閉店間際の熾烈な値引き販売の図。つまり、圧倒的パフォーマンスのもと桃源郷的心地よさのなか神経を集中して店内を彷徨いながらワタクシ的利用価値を見出しているのだ。こんな素敵な事は他にはそう滅多にないだろう。実に気分いいのである。
 和をメインにした総菜専門店があって、瞬間的に15人ものレジへの行列が出来ていた。なかには半額の総菜を買い物カゴに満載してるおばちゃんがいて驚く。それは、多分にボクと同じ目的を持った賢い方でありましょう(笑)。違うのは、その日の分しか手にしないことでふね。さてさて、あれもこれものなかこってり油のフライ、揚げ物系を恨めしそうに見ながら、昨夜も野菜天ぷらの詰め合わせ半額を手にし満足したのであった。

27インチかぁ~

2009-10-22 07:31:54 | Mac

 知人宅でシコシコと初代G5の1.8GHzDPのセットアップをしている頃、それはまったく知らないうちにAppleからの新製品発売のニュース。しかも、ボクはAppleからのメールよりも早く周囲の知人から昨日の朝に出ましたねと言われ、一体なんのことかピンとこなかった。だから、ウエブサイトを見るまで信じられないでいた。何故なら、新製品が出たばかりだろう、との記憶があったからだ。それも、自分が6月に買い換えたばかりのiMacなのだから、このような短いサイクルでの投入は嬉しい反面、買ったばかりのユーザーのことも少しは考えてくれ、と言いたくなるもの。
 まぁ、新製品の仕様を見るまでもなくCPが格段に良くなっているのは間違いないのだけど、どこまで安くなるの! の一言だろう。さらに、27インチの大きさが違和感なく自然とユーザーに融け込むはず。そういったスマートさがいかにもアップルらしいと思う。だけど、21.5インチのはともかくとして、27インチのiMacは絶対に持ち帰りはできないと思う。そのクルマじゃなくて、電車での場合だ。ボクの24インチの時でさえ限界にちかい大きさだったのだから、オールインワンでありことのメリットがそこだけ欠けていると言えまいか。