昨日は知人の
写真展を見るために出かける。ルーティングは西荻窪からが近いのだけど、そこはちょっと踏ん張って井の頭線経由とした。三鷹台からの歩きである。ウエブの地図を見るとそこそこの距離と思われたが、意外にも近く何かしらの土地勘に役立つことを得る。井の頭通りから吉祥寺も徒歩圏だろう、松庵2丁目。普通にあるいて20分だろうか、広大な敷地のなかにある
ギャラリー蒼。蔵である。しかも、当時の床をそのまま使っているので下足となるもの。都会にこのような空間があることに驚く。圧倒的な緑に囲まれ、そこだけは空気すら別のものと思われるくらい心地いい。
モノクロフィルムに撮りバライタに焼き付けるその像は淡い階調で淡々と写し出されている。撮影者の人柄がそのまま出ているように思われ、しかも人物のアップは声かけをしているというから驚いた。単焦点レンズでもって、そこから引き出されているであろう思いがけない表情がとてもよく出ていると思った。今また新たなテーマを決めているという。それも中々思い付かないもので、しかも日常の人が介在するであろう構図に期待が膨らむ。羨ましい。
ギャラリーを後にするとき、思いがけずギャラリー主宰者が生産してるという烏骨鶏を頂いてしまった。なんでも、その広大な敷地にある農園に放し飼いしているとか。早速、今朝卵かけご飯で頂いた。その甘さでもってくらでもご飯がいけてしまう。実に美味。まだまだ知らない都会の自然。これを探すこと、アリだな。