
かなりマンネリ気味な愛用のiPodライブラリー。日々、2,3作品ほど入れ替えして楽しむことすら億劫になってる。とはいえ、今グレン・グールドを聴きながら書いているのだけど、それをiPodに入れて持ち出せるかというのとはまた違うのだ。どうしても、ノリのいい演奏に偏ると、そうそう作品があるものではない。
そのなかにあって、昨年12月にまとめて購入したCharlie HadenのMontreal Tapesシリーズ、全6作品が今にして自分の中に入って気持ちよく鳴っている。手にした当初は「2曲止まり」とかで全編聴くに至らないほど、その中身の濃さに圧倒されたことに触れた。それが、10か月ほどの時間を経て、全作品、全編全曲、何度でも繰り返し聴けるその変わりように、当の本人が驚いてる始末。そんな鑑賞は別段珍しくはないだろう。ただ、一つ言えるとすれば、購入当初はその受け入れられる状態でなかったのであり、その差異の分だけ成長とは言わないが、変化があったといえると思う。