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taroのさすらい日記

日々思ったこと、見たこと、感じたこと、そして写真と音楽のことなど

楽しめてないです

2011-03-03 07:46:11 | music

 昨日のギクシャク状態もそうなのだけど、このところ忙しい訳でもないのに音楽が楽しめない。買った盤がハズレてばかりいるからでもないだろう。大好きな作品を聴いても、カラダが浮いてこないのである。一時的にノることはあっても持続しない。それも瞬間湯沸かし器みたいにあっと言う間に沈んでしまう。体調は相変わらずだから、どこに原因があるというのか。いや、そうではなく、多分に聴き込んでないだけで、しかも、じっくり聴く的フレームがいつのまにか無くなってる。以前は忙しいとか余裕が有る無しに関わらずそんなフレームインがいつでもどこでも? 出来たのだけど。一体いつからどこでどうなったのか・・・。

スーパーセッション

2011-02-24 07:27:39 | music

 ウニオンはナッシングだった。久しぶりに新宿店に入ると下段のエサ箱を面見せにしている。ブツが少ない証拠だ。たしか、前回もそうだった。慢性的な品不足なのか。まぁ、そんなこと心配してもしょうがない。あっさりと見切り、紀伊國屋の隣りにあるウニオンへ。3階と8階にあるのだけど、8階のクラシックで根気よく品定め。ここはいつも圧倒される物量だ。ベートーヴェンの交響曲全集とか箱モノをみたり、ピアノ関係を物色するも何か今ひとつ。後ろ髪引かれず、新宿のタワーへ。クラシックでシュタルケルの無伴奏チェロに悩む。ジャケットが廉価版シリーズのようなデザインでなければ即買いなのだ。それに、アマゾンのほうが安い。iPhone4でアマゾン・チェックは毎度のこと。それで、最後にロックをみる。Al Kooperの「Super Session」が1000円ポッキリ。迷うことなく手にする。この日は結局ワクワク、ウキウキ感はなかったけれど、帰途の車中、カラダの奥底からジャズとクラシックとロックのスーパーなビートが静かに鳴り始めた。この感触が好きだから止められないのである。

今から

2011-02-23 11:48:06 | music

 暖かく晴れている。先日までの寒さがウソのような天気だ。モニターに向かって考えごとしても何の得があるというのか。外へ出て、ウニオン詣をしよう。それも、久しぶりに雑念入らずエサ箱に没頭できそうだ。とはいえ、ブツを見つけたところで懐具合と相談ではあるのだが。それと、写真撮りも怠らずである。

「ベートーヴェン・プロジェクト」第4回

2011-02-20 10:51:06 | music

 昨日は「ベートーヴェン・プロジェクト」第4回をすみだトリフォニーホールで聴く。交響曲全9曲の8番と9番が演目だ。9番は「第九」とか「合唱付き」と呼ばれ多くの方々が知る作品。今回の4回に渡るベートーヴェン・プロジェクトは、そのどれもが素晴らしく、指揮者、ブリュッヘンと新日本フィルの結晶がいよいよ第9番で昇華するのだと思うと、前日から気持ち高ぶるのであった。8番が始まる。40分に満たないと言えば、あるいは7番と9番の間にあるが故なのか、失礼ながら影が薄いとつい感じてしまう。だけど、一連のコンサートにあって、見事に演ずるブリュッヘンと新日本フィル。*ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(wikipedia)
 20分の休憩を挟んで、オーケストラと合唱団が着席し第九が始まった。この日のためにiPodでだけど何度も聴いていた第九である。生の第九ははっきりいって別世界だ。興奮と感動の渦巻き状態にいよいよ第四楽章がやってきた。だけど、四人のソリストはまだステージに現れていない。そして、いよいよその時になって間髪入れずにステージ左からバリトンのデイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンが颯爽と謳いながら登場すると、僕のカラダは自然と目が潤み涙が出てしまった。あくびを我慢したからでない。過去、感動はあっても涙が出たことなどなく、生まれて初めての体験だ。潤む涙目は止まらず、演奏と一体となっていたであろう自分であった。
 2週間に渡り4回の「ベートーヴェン・プロジェクト」を聴き終え、コンサート鑑賞では過去にないスケールでいろんな経験、体験を得た。と同時に、それはブリュッヘン指揮、新日本フィルによって導き出されたベートーヴェンの遺産から、ほんの僅かだけれど自分のなかに音楽的な財産を培えたのだ。

「ベートーヴェン・プロジェクト」第三夜

2011-02-17 07:26:30 | music

 昨夜、すみだトリフォニーホールで聴いた「ベートーヴェン・プロジェクト」第三夜は予想以上に素晴らしいコンサートだった。先の丸三日間のドタバタからの開放感に溺れたからでもなく、まず、前回の2階席で体感した音のまろやかさから、いつもの中央からやや左よりの席で聴く音の対比がくっきりと浮かんできて、その感じ方の違いからして新鮮な響きが脳天を気持ちいいくらいに刺激するのだ。いままで平面的だったのが、とても立体的に響く。それは、演奏そのものもさることながら、これまで知ることがなかった作品の表情が浮かんでくるのだ。
 そして、フランス・ブリュッヘンの指揮、新日本フィルハーモニーが一体となってベートーヴェンのシンフォニーを生き生きと奏でる。一番から始まったプロジェクトのいろんな意味での要を見事に演じ出し切った演奏だったと思う。それが六番「田園」と七番に凝縮されていることを提示していたのではないか。そんなことを、僕は六番の第一楽章が終わったときに感じると、あとは身を任すように聴き入るだけだった。まさに悦楽である。同時に、いうまでもなくベートーヴェンのシンフォニーが名作と言われるその核心を体感したと言える。ブリュッヘンの息吹によって、先の立体的な響きと作品の全体像の流れのなかに委ねるとき、非の打ち所がない完成度の高さが万人に響くことを感じたのだ。

開放感!

2011-02-16 06:44:34 | music

 昨日の14時30分ごろに先の日曜からのバタバタドタバタがそれなりに終わった。今、こうしていつもの時間にMacを立ち上げてキーボード打つリズムがなくてはならないものと感じる朝。なんて、大袈裟こと言っても何なんで、要は普段の呑気にダラリ~ンとしてる日常から少しでもズレるとドタドタと慌てるのであった。そんで、終わった直後にカラダの奥底から湧き上がる開放感を満たすに、イカスCDを聴きたいとなってウニオンに駆け込むのだけど、そんな時に限ってココロ踊るようなブツは無し。いや、待てよ! 本当の至福の開放感は今日の「ベートーヴェン・プロジェクト」第三回にあるのだと思う。四番、五番も素晴らしかったけれど、今日は六番「田園」と七番なのである。溺れよう~。

「ベートーヴェン・プロジェクト」第二回

2011-02-12 07:18:13 | music

 昨日は粉雪舞うなか「ベートーヴェン・プロジェクト」第二回へ。祭日で15時開演だからなのか、それとも演目が4番と5番「運命」だからなのか、女性客が目立つ。そして、客席はほぼ満員。僕は、今回初めて2階席で鑑賞した。それも、最前列だ。20分前に席につくなり、たしかオーボエ奏者がすでに舞台で音出しをしていて、その音が初めての2階席にいる自分の耳に入った途端、コンサートホールの大きな空間を駆け巡って届くまろやかな、そして気持ちいい音にビックリしたのだ。まさに悦楽の世界である。
 iPodにはカルロス・クライバーのベートーヴェンの4番と5番を入れて朝から聴いていた。そして、ブリュッヘンによる生の音楽への高まる期待と興奮。いざ、演奏が始まるともうカラダと脳内が夢中になる。2階席で聴くことの新鮮さがあったとしても、音と演奏の素晴らしさと相まって、まさに悦楽の世界である。5番「運命」の完成度を身をもって認識すると同時に、僕は4番の言葉にならない魅力にただただ感動するのであった。

ハイになる

2011-02-10 07:24:05 | music

 一昨日の「ベートーヴェン・プロジェクト」へ出かける際、シブヤで東京メトロの回数券を買い、ついでにウニオンへ駆け込み新入荷をサラリとチェックする。Woody Shaw「Stepping Stones」(Columbia CK93646 リマスター盤)と斉藤徹「Tetsu Plays Piazzolla」(ALM コジマ録音 ALCD5003)を手にする。コンデション問題なく破格のびっくりプライスだ。こうでなくちゃ、という訳である。さらに、遡れば部屋で映画「ロジャー・ラビット」を朝一で見終え、「ウエスタン」を途中まで観ていた。チャールズ・ブロンソンの格好良さと彼なくしては成り立たないとまで言えるストーリー展開にヘンリー・フォンダ、クラウディア。カルディナーレ等大物が絡むのだ。映像も含めたマカロニなゾクゾク感が堪らない。そんな訳で、映画鑑賞、中古CDハンティング、コンサートと一日のすべてにおいてテンションがハイになっていた。もちろん、一夜明けた昨日も日々の●×◆▼のなかナチュラルハイになって気分上々であった。

「ベートーヴェン・プロジェクト」第一夜

2011-02-09 07:24:29 | music

 昨夜はフランス・ブリュッヘン指揮、新日本フィルハーモニーによる「ベートーヴェン・プロジェクト」をすみだトリフォニーホールで聴いてきた。第一夜は交響曲一番、二番、インターミッションを入れて第三番を演ずるもの。大ホールは一階席を見る限りほぼ満席。そして、失礼ながら圧倒的に男性客が多い。以前、鑑賞したモーツアルトの時と逆である。
 一夜で交響曲を三作品とは相当な気力が求められるもの。かならずしもコンデションがよかった訳ではなかったのだけど、最初から最後まで一気に極上の空間に身を委ね楽しむことができた。一番と二番を一つの括りにすることで、それ以降の作品にあるカラーの違いが僕なりに見えてきた。だけど、振り返るならば、一番から変わらない表現のテイストが実は貫かれてることも感触としてある。それにしても、素晴らしいコンサートだった。一夜明けてもその余韻が消えない。
 そしていうまでもなく、今回の企画には作品そのものに接する楽しみと同時に、それはいろんな視点、思いと思い入れ、時間などそれぞれの言葉のもと、ヴェートーベンの交響曲が俯瞰できる贅沢な時空間が用意されていたのだ。楽しみかたも自由であろう。幸いに、今回のプロジェクトにすべて参加できることになった。万全を期して存分に楽しみたい。

体調管理

2011-02-06 07:39:01 | music

 今月はクラシックのコンサート鑑賞が2回予定されてる。演目は「ベートーヴェン・プロジェクト」というもので、4回に分けての交響曲全曲演奏というスケールの大きいもの。4回すべてに行けないのだけど、体調を整え音楽を存分に楽しめるコンデションで望みたいな。できることなら、最終日の8番、9番の演奏は無理をしてでも行きたい。