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「島田娘」で書いた雪形が、2週間を経過したということもあって、だいぶ雰囲気を変えてきた。前の島田娘は厳かな感じがするが、今の島田娘はずいぶんと大柄になった。そういえば「大柄な娘の雪形」で紹介した雪形は、山肌が完全に現れてしまって、姿はない。やはり皆見向き斜面の雪はどんどん解けるようで、あっという間に消えてしまった。そこへいくと島田娘の輪郭は、大柄にはなったものの、それほど変わっていない。だからこそ地域の多くの人に馴染まれている雪形ということになる。
さて、島田娘の左側にある雪形は「盆踊り娘」といわれるようだ。そして右側の宝剣岳の左下あたりに駒形がはっきりと見えてきた。今年はまだまだ雪が多いようで例年にくらべると姿を現した時期が遅いようだ。見えにくいが駒形の下あたりに千畳敷のホテルがある。さすがにロープウェーの架線の様子はうかがえないが、雪が解けるとロープウェーの架線の位置が確認できたりする。駒形から右手にかけての窪地が千畳敷カールである。ちょっとここからは木曽駒が岳の山頂は奥になっていて見えない。
さて、著名な雪形三種がここに現れているが、よーく見ていると他にもいろいろな形が浮かんでこないだろうか。
撮影 2006.5.21 AM