Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

期限オーバー

2006-05-19 08:20:03 | つぶやき
 農産物はわたしの実家も妻の実家も一応農家だから豊富にある。そしてわたしはそんな農産物は好きな方だ。だから単身赴任先へ月曜日に出発する時は、一週間分の食べ物を持って出かける。もちろん多くは野菜であるが、野菜ばかりではいけないといって、妻はいろいろ入れてくれる(わたしが要求しているのかもしれない)。そのいろいろとは、牛乳、ヨーグルト、豆腐、もずくなどのほか、冷凍ものの食品などが混ざる。一応消費期限や賞味期限があるが、持っていったその日が賞味期限ということもちょくちょくある。「おい、ふざけんなよ」と思いながら携帯を持つ。妻はこう言うのである。「大丈夫だよ、少しくらい」と。まあだいたいが大丈夫だと自分でも理解してはいるが、毎度のことのように賞味期限切れ間近、あるいは切れているものが入っていると気分はよくない。それでも「賞味期限ならまだいいか」と最近は文句もいわない。冷凍すれば大丈夫と、といわれながらそのまま冷凍庫に何ヶ月もたまっていたりする。「まあ、死ぬことはないだろうし、今まであたったこともないから大丈夫」と慣れきったものだ。

 ところがだ、今週持参したヨーグルトを見て「おい、またかよー」と思わずひとり言である。生っぽいものだが、ヨーグルトは賞味期限であって消費期限ではない。だから今までと変わりないかもしれないが、その期限は一週間以上前である。持ってきたその日はとうに過ぎている日なのである。思わず蓋を開けると匂いを確認するが、いまいちよくわからない。携帯に手がかかったが、どうせまた「匂いをかいでへんじゃなければ大丈夫」といわれるのが落ちだ。へんな匂いってどんな匂いなのか、そこがまた問題だ。わたしはどちらかというと匂いは苦手な方だ。ヨーグルトなんてもともと匂っているから、良否の判断はしにくい。まあ、よほどひどければ極端な匂いがするだろうから分かるだろうが、微妙だったら難しい。そんな葛藤をしながら、「まあ大丈夫さ」と結局みんな食べてしまった。そしてどうということはなかった。昨夜食べたものは、そんな具合で購入したものは全部期限切れのものである。なかには消費期限を切れて数日というものもあった。「もったいない」と思うから持ってきたものはすべて食べてしまおうとは思うが、野菜などは残って再び自宅に持ち帰ったりする。しかし、購入品は持ち帰ったとしても期限が切れていてはよくないと思い持ち帰らない。そうはいっても生ゴミで出すには気分が乗らない。だからそんなものを優先で食べるがなかなか減らない。昨夜食べたモズクは4月頭の賞味期限である。きっとそんな心配をしているのはわたしだけで、世の中「そんなの当たり前よ」というのかもしれない。どうなんだろう。そういえば以前「食品の賞味期限と消費期限」について触れたことがあった。やはりみんな気にはしているようだが、では、買ってしまったものはどう判断して処理するのか、気になるところだ。
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