Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

道端の雑草

2005-09-12 19:11:00 | 農村環境
 今日、長野市から千曲市に向かって国道18号バイパスを走った。この道は片側二車線で、中央に分離帯がある。川中島古戦場のある交差点から、千曲川橋までの間はかなりの距離であるが、バイパスが開通して以降、水田がなくなり、次々と沿線にガソリンスタンドやらレストランやら建てられて、現在ではほとんど水田の姿を道からは見ることができないくらい、軒を連ねるようになっている。この道端には車道と歩道の間と、中央分離帯にツツジなどが植樹されている。しかし、草丈の高い草が生えていて、植樹された低木がほとんど見えないくらいになっている。とても見るに耐えない姿となっているが、周辺が農地とか山の中ならともかく、せっかく植樹してあるのになんとかならないものか、という感想であった。どこか草が取られている区間はないものかと見ていたが、ほとんど草丈が同じで、おそらく、国道管理事務所などが草刈りを一斉にして以降、そのまま伸びた状態なのだろう。中央分離帯はともかく(ともかくとはいいたくないが)、車道と歩道の間くらい、周辺の店などが気を使って草取りをしないものなのだろうか。
 かつてなら、公の道であっても地元の人々が道の管理をしたという。わたしの家の近くにある県道も何十年も以前は、雪かきですら、地元でおこなったという。通行量が多くなったとはいえ、できる部分は公の道であっても自分たちでする、ということができないのが現代である。自律などということを地域で盛んに言うが、まず行政に頼らない地域を確立しなければ、結局は人任せで終わってしまう。
コメント


**************************** お読みいただきありがとうございました。 *****