Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

ツマグロヒョウモンのメス

2005-09-19 00:43:44 | 自然から学ぶ
 数年前、動植物の生態状況の調査をした際に家で話していて知ったことであるが、「花などに止まったチョウの写真を美しく撮影してある写真がその筋の専門の本に載っているが、なんであんなに美しく撮れるのか」ということを妻と話したことがあった。なぜそういう話になったかというと、調査の際に専門家の家を訪れたとき、その方が撮り方にはテクニックがある、ということを言ったため、そのことが気になって家で話したわけである。それまでわたしは、写真の撮り方がうまいのだろう、ぐらいにしか認識していなかったが、妻が言うには「あれは見えない針で刺してあって、じつはもう死んでいるんだ」というのである。それで専門家の言ったテクニックというものが納得できたわけであるが、チョウのように人の目を引くような分野は、専門家といってもマニアと紙一重という世界のようである。伊那谷自然友の会という会が飯田市を拠点にして全国に広がっているが、そこで活動されているある先生には、こういう話がうわさされているという。「あの先生が赴任した学校のまわりは、しばらくするとチョウがいなくなる」。えっ、というような話であるが、真偽はわからない。
 ツマグロヒョウモンのメスは、オスと違って、ちょっと派手さはないが、オスの数に比較すると、メスの数が多い。一夫多妻だろうか。

 訂正 コメントにあるように、写真はミドリヒョウモンだと思いますので間違いないように。とすると、一夫多妻はないだろう。
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