Soar into the Sky!

トレントの日記

内閣支持率

2008-12-16 22:58:16 | *Nation
麻生内閣の支持率が軒並み 20% 程度に下落したとマスコミ各社が馬鹿騒ぎ。




ああ、ホントくだらね。




日本のマスコミは本当に日本の馬鹿の象徴である。

みんな揃って死んでしまえ。

美 ─ 浅田真央

2008-12-14 17:50:56 | *Diary
韓国の高陽で開かれていたフィギュアスケート、グランプリ・ファイナル

昨日、浅田真央が見事な逆転優勝で締めくくった。

プログラム中に 2 回のトリプル・アクセルを持ち込んだ勇気、情熱、そしてそれを本当に成功させてしまった実力にも驚くが、それよりも今回、純粋に美しいスケーティングだなぁと感嘆してしまった。

フィギュアスケートって、こんなに美しいものだったんだなと改めて気付かされた気がする。

とにもかくにも、おめでとうございます。

圓徳院 ─ 京都紅葉撮影旅行

2008-12-12 00:52:20 | *Diary
先月末に HDCAM を持って京都に撮影旅行に行って来た事は書いたが、初日は運悪く雨模様で撮影は諦めた。

午後一でホテルにチェックインして重い撮影機材一式を置いて身軽な体であちこち巡った。

いくつかの寺ではこの時期はお決まりの 「夜間特別拝観」 が催されており、それを見ない訳にはいかない。

中でも清水寺が僕は一番好きだ。清水寺は昼間でももちろん素晴らしいのだが、僕はライトアップされた幻想的な世界の方が圧倒的に好きだ。

いつものコースはまず祇園に向かい、「八坂さん」 にお参り。

そして円山公園の紅葉を眺めつつ、知恩院へ。

そこからまた円山公園を通って次は高台寺。

そして最後に清水寺、というコース。

ただし、いずれも混雑する有名どころなので、こんなにスムーズに見られるとは限らない。

今回は 3~40 分並ばないと拝観券すら買えない高台寺を諦め、その代わりその塔頭 (たっちゅう) である圓徳院を見る事にした。

昔立ち寄った事はあったとは思うのだが、ライトアップを見たのはこれが初めて。

いやぁ、美しいじゃないか。高台寺より圓徳院の方に行って大正解だった。




ホンダ F1 撤退にあたって、再掲

2008-12-07 02:37:10 | *Diary
ホンダが F1 から撤退するにあたり、ホンダ F1 にまつわる “ちょっといい話” を再掲したい。

静岡こども病院に F1 マシンが運び込まれた時、その模様をラジオで生中継したレポーター、今村直美さんの日記があったのでメモしておこう。これを読むと目頭が熱くなる。

☆一人の男の子の夢を叶える瞬間☆ (らぶらじ ─ SBS 静岡放送)

なお、この話の少年、手塚啓太君は、3 日後の 9 月 20 日に亡くなったそうである。

親戚の方が blog にこの事を記しておられる。

訃報手塚啓太。ありがとうございます。 (孤独な!伊豆のライダー)

非常に残念だが、最後に本物の F1 マシンに触れる事が出来、きっと天国でも笑顔で過ごしている事だろうと思う。生まれかわる時には是非夢を叶えて欲しい。




ちょっといい話 ─ ホンダと白血病の少年 (2008-09-18 12:36:06)

久々に泣けた。

静岡県立こども病院に急性リンパ性白血病で入院中の小学 6 年生の少年の希望に、ホンダ・レーシング F1 チームが応えた─


実はこのニュースの見出しを初めて見た時は 「どうせホンダの広報・宣伝活動なんだろ?」 と思っていたのだが、事の顛末を聞いて驚き、ここに書き留めずにはいられなくなった。

その少年は 9 月 15 日、危篤状態から回復したばかりだった。彼の夢は、将来 F1 に関わる事。

その日たまたま静岡県立こども病院を訪れていた病気の子供の夢をかなえるあるボランティア団体がそれを知り、本物の F1 マシンを少年に見せてあげようとその日のうちに早速対応を開始した。

まず打診したのがモーター・スポーツを取り扱う雑誌の編集長だった。

その編集長はすぐに自身の情報網から関係先を当たるも、厳しい状況だった。そこで編集長は 「ホンダに連絡してみてはどうか?」 とボランティア団体に紹介した。

翌日、ホンダに連絡を取るも、F1 担当者は不在で全く連絡が取れなかった。(連絡が取れなかった理由は後に明らかになる。)

夜になっても連絡が取れず、やはりホンダのような大企業が一人の少年のためなんかに動いてはくれないのだろうと諦めかけていたところだった。

夜 7 時になってようやく連絡が取れた。すると、予想に反してホンダの対応は前向きなものだった。

そのわずか 20 分後、ホンダから 「ぜひやりましょう。明日やりましょう。」 との驚くべき連絡が入る事になるのだが、そこで夜まで連絡が取れなかった理由が明らかになる。

先週末開催されていたイタリア・グランプリが終わり、その帰路に就いて機上の人となっていたのだ。

夜 7 時、成田に到着した F1 チームは本社からの連絡を受け、その場ですぐ検討を開始し、対応を決定したという。

普段ならそのまま解散となるところ、チームはその足ですぐに本社に向かい、詳細を詰めた。

翌 17 日、チームは朝から東京・東雲で準備を開始。午後 1 時に東雲を出発して予定通り 3 時に静岡県立こども病院に到着した。

ホンダ F1 担当者が実際に動き始めてから実に 24 時間以内の出来事である。

体調が思わしくなく (危篤状態から回復したばかりなのだから当然だ) 実際にコックピットに座る事は叶わなかったが、実物の F1 マシンを目にし、少年は涙を流して喜んだという。


F1 マシン (HONDA RA107) と対面する少年 (写真: 毎日新聞)


ホンダの結論

2008-12-07 01:14:31 | *Diary
ホンダが F1 から撤退する事が正式に発表された。

我々 F1 ファンにとって寝耳に水だったが、多くのホンダ社員にとっても同様だったようだ。また、同じく日本の自動車メーカーとして参戦中のトヨタ陣営もこの決定には驚いたという。

現在の自動車メーカーを取り巻く環境を考えれば必然的な成り行きだったのかもしれないが、これがトヨタだったなら兎も角として、レーシング・スピリットを最も大事にしている筈のホンダの結論としてはやはり素直に受け止められないものがある。

尤も、ホンダは過去に 2 度撤退している。

きちんとした形で参戦出来ないのなら一度仕切り直す、というのは彼らの昔からの方法論なのかもしれない。

何時のことになるかはわからないが、彼らは必ず戻って来るだろう。

一つだけ、エンジニア陣が “ホンダ・スピリット” を忘れないような経営を望みたい。

抑えきれない欲求

2008-12-03 22:59:23 | *Audio/Video

あかん。あかんでぇ。

今日、ヨドバシカメラ本店にふらっと立ち寄ったところ、オーディオ・フロアのショーウィンドウ内に ULTRASONE (ウルトラゾーン) の新しいヘッドフォン、PRO 900 がさりげなく置いてあるのを発見。

ULTRASONE の音が嫌いではない僕は、とりあえず販売価格だけでも聞いておこうと思って店員を探したけれど、誰一人として手が空いていない。(←まずこれが敗因)

そこで、しばらくヘッドフォン試聴でもして店が空くのを待ってみた。

欲しいけど輸入代理店がボリ過ぎなので買いたくない AKG K701 を聴いてその自然な高音質に感心し、同じく欲しいけどやっぱりボラれている感が強い ゼンハイザー HD650 を聴いてその解像感の高さにまた感心していた。

で、まだ誰も店員の手が空かないので他を物色したところ、あぁそういえばソニーにもそこそこ良い開放型あったよねぇ、とおもむろに MDR-SA5000 を手に取ってみた。

ん~、ん~、こんなに良い音してたっけ?(笑)

過去に何度も試聴している筈なのに、何故かこの素晴らしさに今日気付いてしまった。

前出の K701 も HD650 も良いんだけど、僕の好みは断然 MDR-SA5000!

何というか、安定感が高いというか、かなり整然と音を描き分ける。これぞソニー・サウンド。

今日は全く何も買うつもりも無かったのに、気付けばルンルンで MDR-SA5000 を手に帰路に就いている自分がいる。



誰か、頼むから物欲を抑える薬を開発してくれ!

1,800 円で乗れる飛行機

2008-12-03 02:36:29 | *Aerospace
映画、ハッピーフライトを観た。既に 2 回。

ウォーターボーイズスウィングガールズでお馴染みの矢口史靖監督作品。

一言で言って、これは良い。

航空機運航の日常をかなり “素直” に再現したストーリー。

もちろん矢口監督独特のテイストが付け加えられて楽しい作品となっているのだが、ベースとなっているのはあくまでも航空業界で日常的に展開されているフツーの出来事である。

そう聞くと 「ハァ?つまんなそう」 と思う人が多いはずだが、そんな事はない。

矢口監督自身、実は当初 “航空パニック映画” を撮るつもりで取材を開始したそうである。

航空パニック映画とは、あのエアポート・シリーズに代表されるアレである。

ジャンボ機が飛行中、突然全てのパイロットが死んだり重傷を負って操縦出来る人間がいなくなるも、最終的にはキャビン・アテンダントが無線で指示を仰ぎながら無事着陸させる、という話から始まって、最近ではネタも尽きたのか機内にモンスターが登場!みたいなものもあるらしいという破天荒なもの。

矢口監督はそうした航空パニックものが好きなのだそうだ。

ところが取材を進めるうちに、実際の運航の現場で起きている日常的な出来事をそのまま描く方がよっぽど面白い事に気付いたのだという。

それで完成されたのがこの映画である。

高度な技術の塊である航空機は、運航にも高度な技術が要求される。

そんなところから、航空機の運航に携わる人々というものが一般人の知り得ぬ高い雲の上の存在なのではないかと思われがちであるが、実はフツーに血の通った人々の日々の努力で支えられているという事実が、この映画では鮮明に描かれている。

パイロットやキャビン・アテンダントなどの乗務員はもちろん、カウンター業務を担うグランド・ホステス、飛行経路の天候情報を逐一航空機に伝達して飛行支援を行うディスパッチャー、そして滑走路周辺に飛来する野鳥を追い払う通称 “バードさん” などのグランド・スタッフ達、さらには担当空域を飛行する全ての航空機に常に目を光らせている管制官に至るまで、様々な人々が登場する。

ストーリーが進むにつれて、異なるセクションにいるそれらたくさんの人々が、互いにぶつかり合いながらも、実は皆同じたった一つの目標に向かって走っている事に気付く。

それは、「安全で快適な空の旅を提供する」 という事。

航空機の運航という、外部からは一見クールに見える職場でも、実際はこうした熱い “闘い” があって皆が利用者に最善を尽くそうと努力していたのだという事実。

矢口監督はそこに面白さを見出したのだそうだ。

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さて、この作品では航空機の運航の日常をありのまま描いているが、技術的にもきちんとリアリティを追求している。

キャプテン、コ・パイロット、ディスパッチャー、管制官など、それぞれの会話の内容はまさに現場で交わされるそれである。

内容的にも矛盾は見当たらない。さすがに全日空と国土交通省が全面協力しただけの事はある。

その中でも僕が一番感心したのは、この映画の “主役”、ボーイング 747-400 を強い横風の中着陸させる際のキャプテンの一言、「クラブ取ったまま着けます」 というくだり。

“クラブ” とは "crab" 、つまりカニである。

通常、航空機が横風の中を飛行すると、垂直尾翼の作用で自然に機首が風上側に振られる。それでも進行方向は変わらないので、機は斜め前を向いた状態で、大袈裟に言えば “横を向いて” 飛ぶ事になる。そして、その状態で着陸する事を横歩きのカニに例えて “クラブ着陸” などと呼ぶ。

映画でも、風上の方に若干機首を振った状態で降下して行き、接地直前にラダー・ペダルを踏み込んで機首を滑走路方位に合わせて接地させるという、何とも細かい所まで再現されていて嬉しくなってしまった。

ここまで正確に再現されている映画やドラマは過去に無い。

聞けば、コックピットのシーンの撮影中は常に全日空の現役パイロットが傍にいて、内容に矛盾が無いよう監修していたという。

この点、マニアが観ても安心して楽しめる作品となっている。

ただ一点、明らかな間違いを発見してしまった。

旋回中にカップに入っている水の水面が傾いているシーンがあるのだが、これは誤りである。

機体が単純に傾いているだけならそれでも間違いではないだろうが、そうしたマニューバーを旅客機で行う事は無い。

そのシーンは旋回中である事が判っているので、遠心力も働いているはずだ。つまり重力は遠心力と合成されて外側を向いたベクトルになる。

航空機が旋回する場合、機体を行きたい方に傾ける訳だが、重力と遠心力を合成した力の向きは常に機体の真下方向になる。つまり乗客にしてみれば、窓の外を見ない限り機体が傾いている事には気付かない。当然、カップの水が傾く事も無いのである。

このシーンの矛盾には誰も気付かなかったのだろうか?

気になるところではあるが、まぁそれでもこの映画の良さが損なわれるようなものではないので、よしとしよう。