Soar into the Sky!

トレントの日記

尽きない想い

2007-01-28 23:59:59 | *Audio/Video

1 月 26 日、ついに コルグ の 1-bit オーディオ・レコーダー MR-1000 が発売され、今日購入!

子供の頃から大の録音機好きの僕は、最近嬉しい事が多すぎて感覚が麻痺し始めている。

例えば民生機では一昨年 11 月、ソニーPCM-D1 を発売。昨年春にはローランドR-09、そして年末にはコルグが画期的な低価格の 1-bit DSD レコーダー MR-1 を発売するなど、この分野のマニアックな製品がかなり活気付き始めた。

そして一昨日、コルグから MR-1 の上位機種でプロフェッショナル用途にも通用する MR-1000 が発売されるに至る。

プロ用としては、DAT 以降のソリューションとして一昨々年フォステクス から FR-2 が登場。かつて無かったほど身近に 24/192 リニア PCM レコーディングを可能に。以来、ローランドR-4R-4 Pro でプロ向けにアピール。老舗マランツPMD-671 で存在感を示した。

さらに本格的なプロフェッショナル用途には、Sound Devices722722T、そして 744T をリリースするなど、録音機野郎が夢のような充実感に満たされる時代がやって来た。

もちろん、欲しくても全ての機材が買える訳ではないので、価格と機能・性能のバランスが優れたものを選りすぐる事になるが、その作業がまた楽しい。

そしてここ数年のデジタル・レコーダーとして僕が選んだのは…

ソニー PCM-D1
コルグ MR-1
コルグ MR-1000

の 3 機。今日で全て手元に揃った。

いずれの機種も素晴らしいが、特に MR-1MR-1000 の 1-bit DSD レコーディングは凄い。最高峰のアナログ・レコーダーと PCM レコーダーの良さを融合したような、濃密かつスパッと切れの良い、まさに我々が耳で聞いている音場をそのまま再現してしまうような凄さがある。

さぁ、これからマイク選びが楽しくなりそうだ!



カナル再考 <その 2>

2007-01-28 22:52:55 | *Audio/Video
Ultimate EarsSuper.fi 5 Pro を入手してその雑感を何日か前に書いた。

非常に素晴らしい音質で、そこに文句は何一つ無い。この小さいユニットでソースの録音状態の良し悪しをきちんと描き分ける再生能力には正直敬意さえ抱かせる。

と同時に問題点も書いた。装着状態に音質が大きく左右されるという事と、極めて高感度であるが故に再生機器の残留ノイズが非常に目立つという 2 点。

前者についてはこれは素直にあきらめるとして、後者には多少の解決策が無い事もない。例えば付属のアッテネータを使用する方法。

しかしこれは、こんなに素晴らしいイヤフォンを開発したような人たちが本当に同梱品として選択したのかと懐疑心が芽生えるような代物で、使用すると音質が著しく低下する。

がっかりしていた最中、某イヤフォン収集家氏の web サイトに面白い記述があった。やはりその人も付属のアッテネータにがっかりさせられた一人らしく、他のワークアラウンドを紹介していた。それは、Etymotic Research の ER-4P というイヤフォン専用アクセサリとして販売されている ER4P-24 というアッテネータ付きのケーブルだ。その人は 2 ちゃんねるでその情報を見つけたんだそうで、これなら大丈夫、というようなコメントが載っていた。

そして僕も早速ヨドバシカメラ新宿西口本店に出向いて入手。(こんなちっぽけなものの癖に約 5,700 円とは馬鹿にしている!) すぐに使ってみた。

うーん。

確かに付属のアッテネータよりは若干マシなのだが、音がベールに覆われてしまう事には変わりない。付属品がベール 5 枚だったところが ER4P-24 だとベール 3 枚ぐらいになったかな、という程度の違いで、大して良くない。これなら残留ノイズにまみれてでもダイレクトに聴いた方が全然マシです、はい。

これが 5,700 円もした事を思い出すと腹が立って来る!

この違いが判らない奴が音質評価なんて偉そうにやってんじゃない!

やっぱり web の素人の書き込みはあてにならんな。