ダイナミックリコンフィギュアラブル (reconfigurable) 技術ってなに?
一言で言うなら、これは LSI の内部構成をソフトウェアによって動的に変化させながら動作させる技術。
これにより、一つの LSI を多様な用途に利用する事が出来るようになる。結果、消費電力の大幅な低下を実現する事が出来るようにもなる。
また副産物として、ハードウェア・メーカにとっては製品化ギリギリまでソフトウェアの仕様検討や開発期間を延ばす事が出来るというメリットもある。さらに、製品出荷後もソフトウェアのアップデータを展開する事によってその製品の仕様変更を容易に実施する事が出来るようになる。
この技術は当初民生用で使われた事は無かったのだが、2000 年頃からソニーが民生用途への利用の検討を開始し、今では プレイステーションポータブルや、Hi-MD ウォークマン、そしてネットワークウォークマンなどに積極的に利用されている。ソニーはこれを Virtual Mobile Engine (VME) と呼んでいる。
なお、現在でも民生用に展開しているメーカはソニーだけである。
さて、ソニーが 4 月 21 日に発売したネットワークウォークマン NW-E500/E400 シリーズにも当然この技術が採用されている。
これまでウォークマンは、一般的に広く知られる MP3 コーデックの採用を見送って来た事もあり、オーディオ・メーカですらないアップル製品にシェアを奪われ続けて来た。
また、黒船よろしくこの市場に乗り込んできたアップルが若者にはカッコ良く見えるのか、一つの潮流として iPod への流れが出来てしまったように見える。
結果、ポータブル・オーディオの代名詞を奪われてしまったと言っても過言ではない状況になってしまった。
しかし、だからと言って iPod が優れた商品なのか?答えは明確に否である。
このような市場状況にあっても、ソニーはソニーなのだ。
ポータブル・オーディオの製品開発では世界のどこにもソニーに勝るメーカは無い。
基本的な操作性やデザイン、そしてなにより製造品質など、どれをとっても世界一流なのは昔から変わっていない。20 年前からソニーのポータブル・オーディオを買いまくり、使いまくり続けている僕はそう思っている。
そのソニーが頑なに守り続けていた殻を破り、ついに MP3 へのネイティブ対応を決断した。
そして、今まで以上に卓越したデザイン・センスをもって開発されたのがこの NW-E500/E400 シリーズである。
発売開始直後から最近のソニーには無かった爆発的な売れ行きを見せ、現在でも入手が難しい状態になっている。
それが昨日、ヨドバシカメラに入荷していたのを発見し、僕は反射的に NW-E407 を購入した。
NW-E507 が欲しかったのだがあいにく大量に予約があって、まだ店頭に並べられる在庫が無いそうだ。
これを期に、本物のモノ作りを知っているソニーの復活を願ってやまない。
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SEE ALSO:
---ソニー: http://www.sony.jp/
----├ウォークマンオフィシャルサイト: W.Walkman
----└ソニー e カタログサイト: ネットワークウォークマン NW-E407
---インプレス AV Watch: 「スタミナ」で勝負するネットワークウォークマン
---インプレス PC Watch: 大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」
一言で言うなら、これは LSI の内部構成をソフトウェアによって動的に変化させながら動作させる技術。
これにより、一つの LSI を多様な用途に利用する事が出来るようになる。結果、消費電力の大幅な低下を実現する事が出来るようにもなる。
また副産物として、ハードウェア・メーカにとっては製品化ギリギリまでソフトウェアの仕様検討や開発期間を延ばす事が出来るというメリットもある。さらに、製品出荷後もソフトウェアのアップデータを展開する事によってその製品の仕様変更を容易に実施する事が出来るようになる。
この技術は当初民生用で使われた事は無かったのだが、2000 年頃からソニーが民生用途への利用の検討を開始し、今では プレイステーションポータブルや、Hi-MD ウォークマン、そしてネットワークウォークマンなどに積極的に利用されている。ソニーはこれを Virtual Mobile Engine (VME) と呼んでいる。
なお、現在でも民生用に展開しているメーカはソニーだけである。
さて、ソニーが 4 月 21 日に発売したネットワークウォークマン NW-E500/E400 シリーズにも当然この技術が採用されている。
これまでウォークマンは、一般的に広く知られる MP3 コーデックの採用を見送って来た事もあり、オーディオ・メーカですらないアップル製品にシェアを奪われ続けて来た。
また、黒船よろしくこの市場に乗り込んできたアップルが若者にはカッコ良く見えるのか、一つの潮流として iPod への流れが出来てしまったように見える。
結果、ポータブル・オーディオの代名詞を奪われてしまったと言っても過言ではない状況になってしまった。
しかし、だからと言って iPod が優れた商品なのか?答えは明確に否である。
このような市場状況にあっても、ソニーはソニーなのだ。
ポータブル・オーディオの製品開発では世界のどこにもソニーに勝るメーカは無い。
基本的な操作性やデザイン、そしてなにより製造品質など、どれをとっても世界一流なのは昔から変わっていない。20 年前からソニーのポータブル・オーディオを買いまくり、使いまくり続けている僕はそう思っている。
そのソニーが頑なに守り続けていた殻を破り、ついに MP3 へのネイティブ対応を決断した。
そして、今まで以上に卓越したデザイン・センスをもって開発されたのがこの NW-E500/E400 シリーズである。
発売開始直後から最近のソニーには無かった爆発的な売れ行きを見せ、現在でも入手が難しい状態になっている。
それが昨日、ヨドバシカメラに入荷していたのを発見し、僕は反射的に NW-E407 を購入した。
NW-E507 が欲しかったのだがあいにく大量に予約があって、まだ店頭に並べられる在庫が無いそうだ。
これを期に、本物のモノ作りを知っているソニーの復活を願ってやまない。
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SEE ALSO:
---ソニー: http://www.sony.jp/
----├ウォークマンオフィシャルサイト: W.Walkman
----└ソニー e カタログサイト: ネットワークウォークマン NW-E407
---インプレス AV Watch: 「スタミナ」で勝負するネットワークウォークマン
---インプレス PC Watch: 大河原克行の「パソコン業界、東奔西走」