Soar into the Sky!

トレントの日記

BGP でモバイル・ルーティング

2005-05-02 22:54:59 | *Networking
今日、ISP 時代の先輩から面白い事を聞いた。

Connexion by Boeing は、ボーイング社製 航空機内で利用出来るインターネット接続サービス。東京-フランクフルト線のような長距離国際線でも提供されている。いや、もちろんこのサービスの存在は知っていた。

Connexion by Boeing 対応の航空機の屋根にはアンテナが取り付けられ、通信衛星経由で地上の基地局と通信するようになっている。まぁこれもとりたてて新しいハナシではない。

問題は IP reachability。

1つの通信衛星がカバー出来る範囲というものは限られているので、飛行中には当然複数の衛星のエリア間を跨ぐ事も出て来る。携帯電話で言えば「ハンドオーバー」。

さて、ハンドオーバーが発生する環境において IP 到達性を維持し続けるための方法として直ぐに思い浮かぶのが所謂モバイル IP なのだが、このような環境では許容出来ないレベルの遅延が発生し、使い物にならない。そこでボーイングが採った方法が面白い。

そこで出て来たのは新しい技術でも何でもなく、BGP なのだ。

詳しくは RIPE-48 で発表されたこの資料をご覧頂きたい。

在日米国商工会議所

2005-05-02 22:47:39 | *Diary
この週末、謎の電話が自宅にかかって来た。

以下、すべて英語での会話。ただし、電話の相手は僕の経験からしてほぼ確実にインド人である。


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向こう: 「ACCJ (在日米国商工会議所) の者です。あなたはまだ○▲□◇※#コミュニケーションズに勤めていますか?」
こっち: 「いいや。」
向こう: 「今どこに勤めているんですか?」
こっち: 「◎◆※だが。あんたは誰だ?何故私の情報を持っているんだ?」
向こう: 「だから、ACCJ の者です。○▲□◇※#コミュニケーションズがあなたの情報を ACCJ に登録したんですよ。」
こっち: 「はぁ?意味が解りません。」
向こう: 「とにかくメール・アドレスを教えて下さい。」
こっち: 「(わざと私用のアドレスを教える。)」
向こう: 「それ会社のアドレスですか?会社のを下さい。」
こっち: 「嫌だ。ACCJ なんて知らん。なんであんたに教えなきゃいけないんだ?」
向こう: 「しょうがないな...じゃあ住所はまだ▲%○区ですか?」
こっち: 「なんで知ってるんだよ!」
向こう: 「だーかーらー、○▲□◇※#コミュニケーションズが登録したんですよ。携帯電話番号は◇※●$ですか?」
こっち: 「なーんーで知ってるんだ!」
向こう: 「だーかーらー (以下同)」

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まず、週末に電話をかけて来る時点で米国系の組織でないことはほぼ明らかだ。そもそも前職は米系企業でも何でもない。また、在日米国商工会議所に会員として登録する意味も全く無い。さらに、仮に会員だったとしても僕個人の情報を勝手に登録するはずが無い。

ではあれは一体誰だったのか?何故(前職の)勤務先から自宅住所、そして私用携帯の電話番号まで知っていたのだろうか?

最初はヘッド・ハンターか何かかと思ったが、ACCJ と嘘をつくだろうか?

外国人のヘッド・ハンターから連絡が来る事は今まで何度も経験しているが、そんな変な嘘をつく事はまず無い。第一嘘をつく意味が無い。

謎は深まるばかりだ。

それで良いのか?

2005-05-02 01:45:19 | *Diary
北朝鮮が日本海に向けて再びミサイルを発射した。我が国自身の問題であるにも関わらず、米軍から情報提供を受けているというところが相変わらず情けない限りだ。

しかしそれ以前に、「日本の安全保障に直ちに影響を与えるものではない」という対応は余りに脳天気なのではないか?短距離ミサイルとはいえ、公海上に着弾している可能性が高く、しかも今回が初めてではないのだ。