もっちぃーの宮崎暮らし

宮崎在住の私が、焼酎を飲みながら気ままにやってます(旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」をリニューアル)。

会社形態について

2008-05-22 00:39:10 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
たまには変わった切り口から蔵元について考えてみようかと…。

蔵元の「会社形態」について。
株式会社とか有限会社とか、そういうやつです。

「だから何なんだ」と言われそうですが、私のいつものウンチクなので、
単なる読み物として見て頂ければと…。

さて、まず企業形態を区分してみると、以下のようなものがあります。

 1.株式会社
 2.有限会社
 3.合名会社
 4.合資会社
 5.個人事業
 6.協業組合

これら一つひとつについて、掘り下げてみたいと思います。


1.株式会社

これは皆さんご存知のよくある企業形態ですね。
出資者である株主と経営者である取締役等が制度的には分離しています。
多くの株主を募ることにより資金を確保できるので、それにより事業を拡大する
ことが可能になります。

一般的に大企業に向いた企業形態ですから、いわゆる超大手のメーカーはこの
形態になっていますね。
例えば、
・薩摩酒造株式会社、
・霧島酒造株式会社、
・大口酒造株式会社、などなど。

なお、日本ではあまり規模の大きくない企業であっても株式会社の形態をとる
ことが多いので、小さな蔵元でも株式会社は多いです。
例えば、私の好きなところでいえば、
・大和桜酒造株式会社、
・大石酒造株式会社
・株式会社尾込商店、といったあたりなど。

結局、どんな規模の蔵元でも採用できますから、一番多い企業形態ですね。


2.有限会社

有限会社は株式会社よりも規模の小さい会社になじむ形態です。
出資者と経営者が分離している点では株式会社に似ていますが、株式会社の
株式のように頻繁に売り買いされて株主が変わるようなことがないため、
出資者に余計な口出しをされることなく経営ができるということが言えます。
その代わり資金集めが少しやりづらくなるので、その分規模拡大にはイマイチ。

そのためか、この形態をとる蔵元には、規模拡大よりもこだわりの造りに専念
する蔵元が多いように思います。
例えば、
・有限会社森伊蔵酒造、
・有限会社萬膳酒造、
・高良酒造有限会社、
・櫻井酒造有限会社、など、なかなか面白いところがそろってます。

ところで、法律の改正により、今後は新規で有限会社を作ることはできなくなり
ました。すでにある会社はそのままでいられますので、税などで若干有利な有限
会社は、このままの形態を維持していくものと思われます。


3.合名会社

小規模な会社に向いた企業形態です。
出資者=経営者、つまり経営者の個人的資産の範囲内で経営することになりま
すので、規模拡大に向かない、個人経営的な会社になります。
この企業形態を採用している蔵元さんは少ないですが、当然規模の小さいとこ
ろが多いです。
・田村合名会社
・大山酒造合名会社
・古澤醸造合名会社、など。

どこも「小さいゆえのこだわり」が感じられる蔵元ですよね。
こういうところにがんばってほしいものです。


うーん、なんだか長くなりそうな予感…。

残りは後半に続く…、でいいですか?


-本日の運動-
ジョグ5㎞、シーガイア園内道路。

-本日の焼酎-
「八幡」を生で。おにぎりがつまみなんですが、これが非常にあいます!

-本日のBGM-
アイアン・メイデン「サムホエア・イン・タイム」。