もっちぃーの宮崎暮らし

宮崎在住の私が、焼酎を飲みながら気ままにやってます(旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」をリニューアル)。

微生物パワー

2008-05-11 02:06:51 | 旧「もっちぃーの焼酎ぶろぐ」
以前の記事で、私が熱帯魚を飼っていると書いたことがあります。
その中で、魚の住みやすい環境を作るためには、いかに微生物に有害物質を分解
してもらうのかが大事だということに触れました。

その有害物質とは、魚の排泄物に含まれるアンモニアがメイン。
アンモニアは、水中に住んでいるバクテリアである「ニトロソモナス」というのに
よって亜硝酸へ分解され、この亜硝酸は別のバクテリアである「ニトロバクター」と
いうのによって比較的毒性の低い硝酸塩へ分解されます。

ですから、水槽の水をキレイに保つには(見た目のキレイさではなく毒素が少ない
という意味で)、この二種類のバクテリアが住みやすい環境を作ってやり、
化学変化のサイクルを維持してやる必要があるということになります。
そのため、さまざまな濾過装置や濾材(バクテリアの住み家となる素材)が売られ
ています。

濾過の細かい方法については、書き出したらまたキリが無くなるので置いておくと
しまして、ここで強引に焼酎の話しへ。

焼酎(お酒)は、デンプンを「麹菌」の働きで糖質へ変えて、その糖質を「酵母菌」
の働きでアルコールに変える、というのは皆さんもご存知ですよね。
ですから、杜氏さんは、麹菌や酵母菌が上手く働けるような環境を作ることに
全力を尽くしているみたいです。
全体が均一に、そして丁度よい速さで変化していくように、温度管理をしたり
かき混ぜたりと、微生物の機嫌を取りながらの仕事になりますよね。

さて、水槽と焼酎、どちらも2つの微生物が関与していて2つの化学変化が発生し、
その微生物の住みよい環境作りが大事と言う共通点があるということで、なんだか
自分の好きな趣味の本質が似てるな~と思い、こうしてネタにしてみました。

ちょっと強引ですかね…。

我が家では他にも、パンを焼くのにイースト菌を使ったり、ヨーグルトメーカーで
ヨーグルトを作るのに乳酸菌にお世話になったりしています。

目に見えない微生物は、その働きをイメージするのは難しいですが、自然界の
仕組みの中では非常に重要な役割を果たしているんですよね。
時間があれば、そういう方面の勉強とかもしてみたいな~、なんて…。