goo blog サービス終了のお知らせ 

KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

第九のアジア初演地、徳島の板東俘虜収容所跡地(ドイツ村公園)

2019年12月04日 | ツーリングあれこれ
2020年3月8日に、千里金蘭大学佐藤記念講堂での吹田市民の『第九』2020に出演予定です。
第九を歌うに際して、日本で初めてベートーベンの第九が演奏された場所にツーリングに行こうと思います。


日本(アジア)で初めてベートーベンの第九が演奏されたのは、1918年(大正7年)6月1日。
徳島県板東町(現・鳴門市)にあった板東俘虜収容所で、第一次世界大戦中のドイツ兵捕虜によるものでした。

ドイツ兵捕虜たちは、収容所で結成された海軍砲兵隊のヘルマン・ハイゼン楽団によって、
ベートーヴェンの交響曲第九番が合唱付きで全楽章演奏されました。

女性がいないので、女声パートを男声用に編曲し、収容所にない楽器は日本各地の
ドイツ関連施設から楽器を取り寄せたり、オルガンでカバーするなど、
苦労と工夫の末の演奏だったようです。
全楽章を40人が奏で、4人が独唱し、80人が合唱。
このときは捕虜に向けての演奏でしたが、収容所は開放的だったため、
演奏は周辺住民の耳にも届いたようです。

今では年末の恒例となっている「第九」の演奏ですが、日本で最初に全曲演奏されたのは、
板東俘虜収容所の小さな一室での不完全な、しかし、日本の対応に心からの「歓喜の歌」でした。


板東俘虜収容所は1920年まで約2年10か月間使用され約1000名の捕虜が収容されていました。
その収容所跡は2018年に国の史跡に指定され、現在はドイツ村公園として整備されています。

跡地の北には、鳴門市ドイツ館があり、第九初演のエピソードが映像とロボットで語られる「第九シアター」が見所です。
また、1918年の初演と同じ6月1日には、ドイツ館前で当時とほぼ同時刻から、
初演時と同じ男声のみの合唱編成による演奏会が開催れたそうです。

第九アジア初演100年「よみがえる第九」演奏会 徳島県鳴門市 14:01





道の駅「第九の里」が併設されています。

【12_7~8】ドイツ館のクリスマスマーケット2019|お知らせ|鳴門市ドイツ館


豊中市から板東俘虜収容所跡地(ドイツ村公園)までのルート
  ・高速利用、池田IC→板野IC:約150Km,2時間 休日ETC3,650円 垂水IC→鳴門IC:約80Km、1時間、休日ETC2,040円


【参考】

板東俘虜収容所の奇跡 - 知っておきたい日独の歴史のお話

捕虜のドイツ兵たちを感涙させた徳島県「板東俘虜収容所」の奇跡 - まぐまぐニュース!


「忘れられた存在」-板東俘虜収容所関係資料- 6:17




板東俘虜収容所跡 1:05










【追記】

12月7日(土)に、スカイウェイブ650に乗って、訪問してきました。

第九初演の地(徳島県)訪問ツーリング - KOfyの「倍行く」人生




甦る第九日本初演再現演奏会 1998 05 1:24:03






最新の画像もっと見る