KOfyの「倍行く」人生

バイクで人生を“2倍”楽しみたい。勝手気ままな日記代わりの備忘録。

作家の城山三郎がご逝去

2007年03月23日 | 世の中あれこれ
(2007年3月22日18:35日経新聞)
「落日燃ゆ」や「総会屋錦城」などの小説で知られる作家の城山三郎
(しろやま・さぶろう、本名=杉浦英一=すぎうら・えいいち)氏が
22日午前6時50分、間質性肺炎のため神奈川県茅ケ崎市内の病院で死去した。
79歳。お別れの会を行うが日取りなどは未定。喪主は長男、杉浦有一氏。
1927年生まれ。東京商大(現一橋大)を卒業後、
愛知学芸大(現愛知教育大)講師として景気論を講義しながら執筆活動を始めた。
59年、企業社会の裏面を描く「総会屋錦城」で直木賞を受賞し、
経済小説・伝記小説の分野を切り開いた。
80年、日本経済新聞に「男たちの好日」を連載した。
戦争体験が執筆の原点にあり、作品は一貫して組織と人間性の問題を追究。
主な作品にA級戦犯として処刑された広田弘毅元首相を
題材に描いた「落日燃ゆ」(吉川英治文学賞)などがある。


人の命は限りがあり、当然死ぬ時がくるのだが、ショックなニュースだった。

学生時代に城山三郎に出会った。
僕は経済関係の学部に入学し、生きた教科書として
城山三郎の「経済小説」をむさぼるように読んだ。
彼は、経済小説のパイオニアである。
そして、彼は経済小説以外に太平洋戦争をテーマに数々の小説を書いている。

彼は学生時代に灯火管制のために電気が消されて
書物を読むことが出来なくなることの対策として、「省線(今のJR)」に乗って
書物を読んでいたという逸話に刺激を受けたものである。

またひとつの「良識の火」が消えた。
79歳の人生は親父と同じ年月であり、因縁を感じる。
そして、統一地方選挙の知事の告知日にお亡くなりなられた事にも因縁を感じる。

安らかに眠っていただきたい。

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