東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

touhou_huhai@gemini.livedoor.com

人間の記者を不要に、企業の決算記事をコンピュータで生成、

2006-08-25 01:37:45 | Weblog
すぐに「人間にしか書けない記事があって」などという反論が飛び出すだろうが、それは単に時間の問題だ。

人間の記者は不要?--記事をコンピュータで生成する米金融データ会社
http://japan.cnet.com/news/biz/trackback/0,2000056564,20211188,00.htm

CNET の翻訳記事だ。
(ガ島通信は、CNETの記事を引くにもトラックバックを打たないが、私は打つ…へん。どうもガ島通信に含むところができたのでついイヤミを言いたくなるな。我ながら小さい人間だ)

面白い。NQNなどが配信する決算記事は、よくそれでカネがとれるなというほど紋切り型なので、こういうシステムができても別に不思議はない。それに実のところ、型にはまった分野のストレートニュースについては、ライター達もどんどん手製のスクリプトを組んで、半自動化を進めている。

しかし、会社としてシステムを組むとなると、やはり大きな違いだ。
これも時代の流れというものだろうな。
今のように投げ込みとリリースベースでストレートニュースを書くのなら、富士通研などが進める文章解析技術が発展すれば、いずれ下請けライターは不要になる。

取材をまじえて解説記事を書くひとにぎりのエリートだけが生き残るのだ。
しかし、元々、それこそが”真のジャーナリスト”だったのだから。

するとそれに漏れて、かつある程度腕のあるライターたちはいずれ、リリースを書く側に回らざるを得ないだろう。
開発資料にとっついて、まとめるのは中々大変だ。
そのうち、「リリース共通仕様」なるものができるかな。
決算書と同じく、フォーマットを決めてしまえば、ライターにとっても楽になるし。

ところで、オーマイニュースのセミナーには行かなかった。
なんと忘れていたのだ!バカもの!

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