東方不敗の幻想

インターネットのジャーナリズムについての覚書

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ネットいじめで自殺に追い込まれた未成年【追記】か?

2009-01-19 03:09:52 | Weblog
ネットいじめで自殺
http://www.asahi.com/national/update/0118/TKY200901180175.html

「あれはネットが原因ではなかった」は通じない。
遺書は動かしようがない。
プロフか。結局、楽天などネット企業の「対策」は間に合わなかった。あるいは、元々こうした出来事を防ぐつもりなどなかった。時間さえ稼げれば、最後には力関係で押し切れると思っていた。ネットユーザーである私も何も努力しなかった。

確かに。ネットがなくても自殺は起きたかもしれない。しかしネットが、ひとりの人間を自殺に追い込む道具として使われたのは確かだ。

この問題について厳しい見方をしていた小倉秀夫弁護士

実効性は程度問題
http://benli.cocolog-nifty.com/la_causette/2008/04/post_6b10.html
どこにトラックバックを送っていいか分からなかったので、ここに。

未成年の知る権利、そしてネットの言論の自由のために懸命に活動し、ついに一定の勝利を収めた楠氏(本当に感謝している)

2008年を振り返って
http://d.hatena.ne.jp/mkusunok/20081231/b

それぞれがブログの中で主張し、論じたことが重く思い出される。

これは大きなできごとだ。似たような出来事をいくども見聞きして、いわば暴力に麻痺してしまっている私の心にも、激しい波を立てた。自殺した人は遺書の中で、プロフへの書込にはっきり言及しているようなので、この問題からは逃れようがない。

プロフの管理者である楽天は、問題に対処する責任があったし、学校だけでなくネット企業の責任が厳しく問われるだろう。もし「問われないとすれば」(2ちゃんねるの管理者のように)それは、非常に恐ろしいことだ。

もちろん冷静さを失ってはならない。このような状況を前にしてもなお、「有害情報」といじめの問題は切り分けねばならない。

しかしいずれにせよ企業は、そして我々ネットユーザーは、自分たちの責任でこの問題に取り組むと決めたはずだった。これは勝ち負けの問題ではなく、我々の責任の問題だ。
つまり、彼女の死は、我々にも責任がある。責任がある。逃げようのない責任がある。


【追記】2009/01/19
プロフは…本当に楽天の「前略プロフィール」だろうか?運営企業側はなんの対応もとらなかったのだろうか?遺書の内容の抜粋の仕方にメディアお得意の印象操作はないか?

やっぱり冷静さを失っていたかな。我ながら。
この問題を掘り下げる人はいるのだろうか。

…この問題をメディアに流したのはどこかな?
遺書の全文が手に入らないとなんともいえないな。

それとネットでの誹謗中傷は、「加害者のプロフ」に書き込まれたのだ。だから学校が加害者を特定するのに手間は要らなかった訳だ。

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