無精日記

ときどき書きます。

上野鈴本演芸場7月中席(7/12)・夜の部

2013-07-12 23:04:43 | 見物
入船亭小辰『真田小僧』
太神楽曲芸・翁家和楽社中
柳家さん生『替り目』

柳亭 市馬『かぼちゃ屋』
 今日の“サラッとくすぐり”は、与太郎と客とのやり取りで「殴るなんて残虐なことはしねえよ」。

粋曲・柳家小菊
春風亭百栄『露出さん』
 パーマの百栄師まだ見慣れない。
 このネタ初めてだったんで大爆笑。「町内の時計になれや露出狂」。三代目金馬師匠の『孝行糖』の冒頭で「さきざきの時計になれや小商人」っていうのを聞いてたから、可笑しかったなあ。

橘家圓太郎『化け物使い』
お仲入り
漫才・大空遊平・かほり
入船亭扇辰『麻のれん』
奇術・ダーク広和
 圓太郎さんが終わった時点で、15分ぐらい押してたんですよ。それを色物の先生たちと扇辰さんでさくさく時間を切り詰めて、8:10にトリへ渡す。すばらしいチームワーク。
 色物さんは短くしやすいかもしれない(それでも広和さんは、昨日と同じ構成を、喋りと手数を減らして対応)が、扇辰さんマクラをふらずいきなり根多に入ってぴったり仕上げる。おみごと。

喬太郎 夏のR-18 ※主任の喬太郎は性的な表現・残念な描写が含まれる噺を申し上げる予定ですので予めご了承ください。
柳家喬太郎『赤いへや』
 後半、しだいに緊迫が高まる。地語りや他の人物の台詞では笑いが起きるが、主人公になると場内シンと静まり水を打ったようになり、その狂気に引きこまれる。
 扇辰師の、按摩が枝豆食べたりする仕草は、落語のなかでしごくまっとうな表現だと思うが、喬太郎師は演劇的?よく言われることか、でもそれにとどまらない気もするし。あ、『赤いへや』にも按摩さんが出てくるんですが、「こちらは酔ってのれんと蚊帳を間違えちゃうような陽気な按摩じゃなくひねくれてて」と、くすぐりにしてました。
コメント
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