11月の中席の招待券をいただいたので、
会社の、同い年の同僚とともに午後半休を取って観に行く。
寄席見物は生まれて初めて。
私はテレビを見ないので詳しくはわからないが
最近、再びか三たびか若手芸人のちょっとしたブームらしく、
好むと好まざるとに関わらずそんなブームと対極に存在している
伝統芸能の人たちのあり様はどんなもんだろうか、…とまでは
大層に考えていたわけでもなく、まあ気軽にサボりに行きました。
危惧していた通り、午前中ピッタリで仕事が終わらず
一組目の若い落語家さんの途中から。売店で買った
おにぎり弁当(700円)を客席で食す。そこそこ美味。
ほとんど知らない出演者が多かったなか、
名前だけで事前から興味津々だったのが
二組目、「ギタレレ漫談」の「ぴろき」(画像参照)。
頭髪は苗のようなチョンマゲ。
まず一般に見かけることは無い異様な服装。
根太のあと自ら、客を引きずり込むように
「・・・・・・ヒッヒッヒッヒ」と笑う。
ギタレレとは、ギターのように弦が6本あるウクレレ
(日本には江戸時代からあったとか。「元禄。・・・・・・ヒッヒッヒッヒ」)。
合い間合い間の進行に♪明るく陽気にゆきましょう~♪と、
ちっとも陽気でなく気だるく歌う。
ま、根太じたいは、地口の類でさほどなのだが、キャラがあるので、
いったんとりあげられればダンディ坂野とかテツ&トモ程度には
小ブレイクすることが今後起こり得るかもしれない存在。
いま検索したらなんとこのぴろき、私と同い年であった。
三組目、落語。昨夜の酒か満腹が効いてか居眠りしてしまう。スマソ。
四組目、唯一名前を知っていた出演者、漫才のWモアモア。
といってもツッコミの背の高いほうの顔に見覚えがあった程度。
そこそこワラタ。
五組目、当初予定の柳亭楽輔に代わって桂歌春。
マクラがすこし可笑しかったんだけど、
進むにつれまた寝てしまいました。すんまそん。
中入り。
六組目、講談「清水の小政」神田ひまわり。
小気味よいテンポの畳みかけだったけど、途中、酔っていたのか年配の客が
「聞こえねえ。こんなの聞いてられるか」と大声を出し退場。
確かに若干、声が小さいかなとは思ったけど… 気の毒だった。
女流のひまわり師匠、帰りの半蔵門駅でもお見かけしましたが、可愛らしい感じの方。
七組目、落語「ふぐ鍋」桂小南治。
やっと眠らずに全部、噺が聞けた。演者の力か。鍋を食う仕種おかしく。
八組目、俗曲、日本橋栄華。
俗曲とは、さのさや都都逸の総称らしく、言葉じたい初めて聞いた。
「東雲節」漫画「『坊っちゃん』の時代」で読んだことがあり、その実物も初めて聴く。
トリ、落語「天災」柳亭痴楽。喧嘩っぱやい職人の八っつぁんの描写に
メリハリがあって秀逸、面白い。
こういう世界も、はまって詳しくなっていけばそれはそれで
ますます面白くなっていくのかも、と思いました。
会社の、同い年の同僚とともに午後半休を取って観に行く。
寄席見物は生まれて初めて。
私はテレビを見ないので詳しくはわからないが
最近、再びか三たびか若手芸人のちょっとしたブームらしく、
好むと好まざるとに関わらずそんなブームと対極に存在している
伝統芸能の人たちのあり様はどんなもんだろうか、…とまでは
大層に考えていたわけでもなく、まあ気軽にサボりに行きました。
危惧していた通り、午前中ピッタリで仕事が終わらず
一組目の若い落語家さんの途中から。売店で買った
おにぎり弁当(700円)を客席で食す。そこそこ美味。
ほとんど知らない出演者が多かったなか、
名前だけで事前から興味津々だったのが
二組目、「ギタレレ漫談」の「ぴろき」(画像参照)。
頭髪は苗のようなチョンマゲ。
まず一般に見かけることは無い異様な服装。
根太のあと自ら、客を引きずり込むように
「・・・・・・ヒッヒッヒッヒ」と笑う。
ギタレレとは、ギターのように弦が6本あるウクレレ
(日本には江戸時代からあったとか。「元禄。・・・・・・ヒッヒッヒッヒ」)。
合い間合い間の進行に♪明るく陽気にゆきましょう~♪と、
ちっとも陽気でなく気だるく歌う。
ま、根太じたいは、地口の類でさほどなのだが、キャラがあるので、
いったんとりあげられればダンディ坂野とかテツ&トモ程度には
小ブレイクすることが今後起こり得るかもしれない存在。
いま検索したらなんとこのぴろき、私と同い年であった。
三組目、落語。昨夜の酒か満腹が効いてか居眠りしてしまう。スマソ。
四組目、唯一名前を知っていた出演者、漫才のWモアモア。
といってもツッコミの背の高いほうの顔に見覚えがあった程度。
そこそこワラタ。
五組目、当初予定の柳亭楽輔に代わって桂歌春。
マクラがすこし可笑しかったんだけど、
進むにつれまた寝てしまいました。すんまそん。
中入り。
六組目、講談「清水の小政」神田ひまわり。
小気味よいテンポの畳みかけだったけど、途中、酔っていたのか年配の客が
「聞こえねえ。こんなの聞いてられるか」と大声を出し退場。
確かに若干、声が小さいかなとは思ったけど… 気の毒だった。
女流のひまわり師匠、帰りの半蔵門駅でもお見かけしましたが、可愛らしい感じの方。
七組目、落語「ふぐ鍋」桂小南治。
やっと眠らずに全部、噺が聞けた。演者の力か。鍋を食う仕種おかしく。
八組目、俗曲、日本橋栄華。
俗曲とは、さのさや都都逸の総称らしく、言葉じたい初めて聞いた。
「東雲節」漫画「『坊っちゃん』の時代」で読んだことがあり、その実物も初めて聴く。
トリ、落語「天災」柳亭痴楽。喧嘩っぱやい職人の八っつぁんの描写に
メリハリがあって秀逸、面白い。
こういう世界も、はまって詳しくなっていけばそれはそれで
ますます面白くなっていくのかも、と思いました。