★LABO cafe★

日々発見の毎日を、ぽつぽつと綴ります。お菓子作り、フラメンコ、音楽フェス、入院日記。

おばあちゃんとバグッバイ

2008-02-21 23:17:14 | 親のこととか。
祖母が亡くなった。
90歳、眠るように・・・だったそうだ。


母方のおばあちゃんで昔は夏休みには必ず母と泊まりにいっていた。
大人になってからは行き来はなくなっていたし、
母が入院してからはまったくなので10年近く会っていない。



ひとりでお通夜に参列することも、上野から特急に乗るということもはじめてだった。

水戸のひとつ先、常磐線勝田駅。なんとかなるもんだ。

斎場に到着。

半年前の父の葬儀にきてくれた親戚、二十年ぶりくらいに会ういとこ、
年賀状でしかあったことないいとこの子ども達、母の同級生など様々。

祭壇に祖母の写真。あたしの知ってる顔のおばあちゃん。
大好きだった。母に似てる。

葬儀が始まる前にいとこに聞いてみた。

おばあちゃんは母の状態を知っていたのかな?
知ってる。意識ないことも。たまに涙ぐんでたと。

遅すぎた。

元気なうちに会いにいけば良かった。
あたしが母のかわりにおばあちゃんに会いにいけば良かった。
なんという鈍感。

ごめんなさい。
身内がいなくなる時に気づくことが多すぎです。


最後におばあちゃんをみた。
踊り用の粋な黄色地に黒の着物と
いつもかぶってたという茶色の帽子が添えてあった。

写真より少し小さな、髪も真っ白いおばあちゃん。

かわいかった。
きれいだった。

しばらくお母さんのそばにきてるだろうか。
たくさん話をしてるかな。
やっと会えたのだろうか。

あまり連絡をとりあってなかった年賀状のみのいとこたちと赤外線でメアド交換にあたふたしたり、
帰りに駅まで送ってもらい、時間を見て特急券を買ったり、(人に頼らず券売機で!かなり進歩)

なんか不思議な感覚。


電車が発車してからもずっとおばあちゃんのことを考えてた。
いとこたちとお疲れ様メールのやりとりをしながら、
ふいにウォークマンから流れてきた曲にうかつにさされた。


・・・・


生まれてみればここがすべての真ん中で
端に追いやってくれていいのに

左と右の間 地上と空の間
昨日と明日の間 夢と現実の間

だから迷うんだ 行ったり来たりと

僕の逝く道の上で立って待っててよね
「ほら、こっちだよ」って「こら、そっちじゃないよ」って

僕がいなくても地球は回るのに
地球がいないと僕は生きれない

お前が決めるままに生きてきたんだから
せめてはじめての・・・

僕がいない朝に何か降らせてほしい
it's so easy but just it's so crazy

僕がいた朝と 僕のいない朝は
どっか違っててほしい 少しだけでもいいから
僕が生まれてくる前と 僕が消えたあとと
なんか違っててほしい 世界は違っててほしい

そしてそれを「夢」としよう
そしてそれを「愛」としよう
それを「神」様に願おう
そんな人を「僕」と呼ぼう


 Radwimps「バグッバイ」


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