澎湖島のニガウリ日誌

Nigauri Diary in Penghoo Islands 澎湖島のニガウリを育て、その成長過程を記録します。

台湾・元日本軍兵士のボールペン~「海角七号」試写会にて

2009年03月31日 13時13分02秒 | 台湾
台湾映画「海角七号」試写会(3月29日 於私学会館)の会場で、ボールペンをいただいた。この映画の記念品だと思っていたが、自宅に帰ってよく見てみたら驚いた。




このボールペンには、「元ビルマ派遣森七九00部隊 ●錦文」と書かれていて、台湾の電話番号も付されていた。
「日本人」として徴兵され、ビルマ戦線で闘った戦士なので、もう85歳前後になるはずだ。先日、TV「世界ふしぎ発見!」でも、嘉義農林学校野球部として甲子園大会に出場した選手達が登場したが、彼らも82歳から85歳になっていた。

台湾人が今なお親日的であることは知られているが、日本人の多くはその理由がはっきりとは分からなかった。日本の敗戦で台湾は、蒋介石の国民党政権に支配されたが、その弾圧と暗黒政治は、大陸中国との比較でしか語られなかった。台湾で多数を占める台湾人(本省人)が蒋介石政権によりどのような悲惨な弾圧を受けたのかは、ほとんど知らされてこなかった。李登輝氏が登場する1990年代までは、国民党の「白色テロ」に怯え、本心を語ることさえ許されなかったのだ。

「海角七号」の会場で配られたボールペン、その頭にはライトもついていて、ちょっとしたものだ。台湾に行ったら、そこに書かれた電話番号に電話してみたいと思った。




海角七号 映画オリジナルサウンドトラック(台湾盤)

Forward Music (TW)

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