こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

そろそろ『望月圭介伝』を読んでみようかな?

2006年04月15日 | 望月圭介伝を読む

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  小学生の頃,中学年の遠足先であった望月公園。瀬戸内海に浮かぶ島,大崎上島にある小さな公園だ。丘から見渡す瀬戸の絶景と春先に咲き誇る桜の美しさが,かすかな記憶として残っている。

 公園には,かつて政友会の幹事長をつとめ,「人情大臣」と親しまれた望月圭介の銅像がたっている。望月圭介は,明治の産声とともに誕生し,逓信大臣,内務大臣などを歴任し,日米開戦の年になくなった大物政治家だ。

 対岸(まさしく真北というくらい近接)の吉名(竹原市)の造り酒屋に生まれ育った池田勇人は,望月圭介にあこがれ,師事し,政界入したと言う。また,没後編纂された『望月圭介伝』には,元首相の宮沢喜一のお父さんも編集発起人として名を連ねている。

 広島県議会の議長や広島市議会議長を務めた兄弟とともに,大正から昭和の初期に隆盛を極めたが,圭介没後は,星屑のようにその権勢を失った。数年前古本屋で手に入れた『望月圭介伝』。1万円も出費して入手したのだから,そろそろ読みはじめようか,という気になっている。

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