『太平記~鎮魂と救済の史書』を読んだ 2005年06月27日 | 読書ノート 太平記―鎮魂と救済の史書中央公論新社このアイテムの詳細を見る 松尾剛次著『太平記』を読んだ。言うまでも無く,『太平記』は室町期の動乱をえがいた史書である。時代の区切りで大きく三部に構成されるこの史書の主人公は,没後も霊として登場しつづけた後醍醐天皇であると著者は考えられている。(以下に,同書P3から構成を一部略述引用) 【第1部】 後醍醐天皇の即位に始まり,鎌倉幕府執権北条高時の悪政と後醍 . . . 本文を読む