こんな本を読んでいる

日々出版される本の洪水。翻弄されながらも気ままに楽しむ。あんな本。こんな本。
新しい出会いをありがとう。

続 『人間の大地』

2005年06月26日 | 読書ノート
 『人間の大地』の「ミルクから教育へ」。コーヒーで有名なネッスル社が世界中の開発途上国に粉ミルクの販売を開始した。1970年代の話だ。(以前この販売のことを無料援助と取り違えていた。)結論から先に言うと,「乳児にとってもっとも安全で栄養があるのは母乳であって,健康な母体をつくることが先決で粉ミルクの販売は役にたたない。」という現実である。  粉ミルクの販売開始後起こったことは,「栄養失調と死児の . . . 本文を読む