ニュース詳細
心の中で惨禍思う-舛添氏 高村氏-外相在任中しない
終戦記念日の15日午前の記者会見で、各閣僚が靖国神社参拝に関する所感を語った。
舛添要一厚生労働相は、靖国神社に参拝しない理由について「心の中で戦争の惨禍を思い、平和への決意を新たにするということであればいい」と淡々と述べた。
公明党出身の斉藤鉄夫環境相は「これまで、閣僚の公式参拝はすべきでないと申し上げてきたし、その気持ちに変わりはない」と明言した。
高村正彦外相は「外相在任中に参拝する予定はない」と、中国や韓国に配慮したことをにじませた。二階俊博経済産業相も「今回は控えさせていただく」と述べた。
伊吹文明財務相は「報道陣に囲まれて、騒々しい中で心を乱されたくない」と、終戦記念日の参拝を否定。閣僚最年少の林芳正防衛相は「今までもこの日にはお参りしていない。今日もそのつもりはない」と述べた。
2008/08/15 12:26 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081501000443.html
今年も日本の「加害責任」強調 戦没者追悼式で衆参両院議長
2008.8.15 12:39
河野洋平、江田五月の衆参両院議長は、15日に開かれた戦没者追悼式で、先の大戦における日本の「加害責任」を昨年に引き続き今年も強調した。
江田議長は、「わが国の侵略行為と植民地支配により、アジア諸国をはじめ広い地域の人々にも、多大な苦しみと悲しみを与えた」と明言した。
一方の河野議長は「非人道的な行為によって人権を侵害され、今もなお苦しんでおられる方々に、改めて心からなるお見舞いの気持ちを申しあげたい」と述べた。昨年の追悼式では「日本軍の一部による非人道的な行為によって」と発言。今年は「日本軍の一部による」を削除したものの、お見舞いの気持ち」を「改めて」表明したことで昨年と同様の考えを伝えた。
河野議長はまた、「わが国と近隣諸国との関係においていまだに歴史に背景を持つ未解決の問題がトゲとなり、摩擦を引き起こしている」として東京裁判でのA級戦犯を合(ごう)祀(し)している靖国神社を取り上げ、「政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる追悼施設の設置に真剣に検討を進めることが求められる」と、国立で無宗教の恒久的な追悼施設の設置を積極的に提言した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080815/plc0808151237007-n1.htm
終戦の日、中国メディアが戦後日本の平和主義を強調
中国新聞社は15日、終戦の日を迎えた同日に福田康夫首相が靖国神社を参拝しないことに加え、武道館で行なわれる全国戦没者追悼式を大きく扱う記事を配信した。
同電は、安倍晋三前首相に続き、福田首相も終戦の日に靖国神社参拝を行なわないことを決定と紹介。閣僚17人中、参拝の意思を明らかにしたのは保岡興治法相、太田誠一農相、野田聖子消費者行政担当相で、町村信孝官房長官ら12人は参拝しないことを明らかにしたと伝えた。
全国戦没者追悼式については、天皇皇后両陛下、福田首相と戦没者遺族ら7000人が出席すると紹介。第二次世界大戦中の軍人・軍属230万人、一般国民の死者80万人を追悼するとともに、永久の不戦を誓う集会と記すなど、戦後の日本の平和主義をイメージづける論調だ。
写真は2007年8月15日に撮影した靖国神社境内。中国新聞社は「(小泉首相在任中の)06年8月15日に比べ、訪れる日本の一般人は明らかに減少した」と伝えた。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0815&f=politics_0815_001.shtml
靖国参拝:15万2000人祈りささげる
63回目の終戦記念日を迎えた15日、東京・九段の靖国神社では、昨年より1万3000人少ない15万2000人(神社発表)が戦没者へ祈りをささげた。
石原慎太郎都知事の参拝を見守っていた足立区の菊池四郎さん(78)は少年飛行兵の生き残り。「戦争は大反対だが、国へ若い命をささげた人に誠を尽くすのは人として当然」と話す。Tシャツにサンダルの渋谷区の女性(19)は、好きなアイドルの出演した映画で靖国を知り、「一度来てみたかった」。周りの参拝者の様子をまね、手を合わせていた。
13年前から旧日本軍の軍装で参拝する栃木県の男性(81)は境内の雰囲気の変化を感じた。小泉純一郎元首相の参拝が問題になった2年前までは参拝者から拍手を受けることが多かった。だがこの日は無言でカメラ付き携帯電話を向ける人に十重二十重に囲まれ、参拝に一苦労。「珍しがってくれるのはいいが、あのころの熱気はなくなったねえ」【林哲平】
毎日新聞 2008年8月15日 20時01分(最終更新 8月15日 22時55分)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080816k0000m040066000c.html
終戦の日、各地で戦争と平和を考える催し
2008年8月15日
「終戦の日」の15日、各地で戦争と平和について考える催しがあった。
広島ユネスコ協会は広島市の平和記念公園で「『平和の鐘』の集い」を開催。「原爆の子の像」の鐘を約120人が鳴らし、世界中の子どもたちの命と平和を守ることを誓った。広島大付属高2年の安藤友希さん(17)は「原爆から広島を復興に導いた人々に心から感謝しています」とスピーチした。
神戸市中央区の神戸文化ホールでは、ミュージカル「桜の物語」が上演された。中国で食糧を略奪したことを悔い、日本に帰って桜の苗木400本を現地に寄贈した兵庫県三田市の織田文雄さん(88)の体験を、東方文化芸術団(神戸市)が劇にした。中国人8人、日本人約40人が舞台に立った。
東京都千代田区の靖国神社の参道では、戦没者追悼中央国民集会(英霊にこたえる会、日本会議主催)が開かれた。こたえる会の堀江正夫会長は、15日に靖国参拝をしない福田首相を「残念で憤りさえ覚える」と批判した。靖国神社を取り上げ、劇場の上映中止が相次いだ映画「靖国 YASUKUNI」にも批判が出された。また、首相らの靖国参拝に反対する「平和遺族会全国連絡会」も東京・一ツ橋で集会を開いた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200808150119.html
悲しい歴史繰り返さない 文京で戦没者追悼式
終戦記念日の15日、文京区の文京シビックホールで、都などが主催する戦没者追悼式が行われ、遺族ら739人が犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。
式では石原知事が、「平和と繁栄が多くの尊い犠牲の上に成り立っているという事実を忘れてはならない。次の世代に語り継ぐことは私たちに課せられた重要な使命」と式辞を述べた。また、2016年夏季五輪招致に関連し、「平和を貫いた日本の首都東京において、平和の祭典オリンピック・パラリンピックを再び開催し、成熟した都市の姿を世界に示したい」と語った。
その後、正午の時報に合わせ、参列者全員が1分間の黙とうを行い、平和への誓いを新たにした。
最後に、遺族代表の青木嘉昭さん(67)(町田市)が「悲しい歴史を絶対繰り返さないとの信念の下に、自由で平和な社会の確立に一層努力する」と決意を語った。その後、参列者は壇上の献花台に白菊を手向け、遺族の冥福を祈った。
◇
追悼式の後、石原知事は靖国神社を参拝。続く都庁内での定例記者会見で、参拝が五輪招致活動へ及ぼす影響について尋ねられ、「別に影響はない。(靖国神社には)家内の父親や親類がいる。その心情として、私が行くことを、誰がどう妨げるのか」と語った。
(2008年8月16日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20080816-OYT8T00109.htm
石原都知事:北京五輪開会式の首相を批判
東京都の石原慎太郎知事は15日の定例会見で、北京五輪開会式を巡り、「非常に心外だった。自国の選手が来て、立って手を振らなかったのは、うちの総理大臣と北朝鮮の代表だけだった」と福田康夫首相を批判した。
福田首相と石原知事は8日の開会式に出席。石原知事は、福田首相が日本選手団を激励した言葉について「『せいぜい頑張ってください』って言ったそうだが、総理大臣がかける言葉と違うと思う」と不満をこぼし「『せいぜい』じゃなしに、『大いに』頑張ってもらいたい」と皮肉を込めてエールを送った。
石原知事はこの日、00年以来9年連続で靖国神社を参拝した。16年夏季五輪招致への影響については「別に影響はない。日本人として(参拝は)当たり前のことだ」と述べた。【木村健二】
毎日新聞 2008年8月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080816ddm041010159000c.html
県護国神社で戦没者慰霊 63回目の終戦記念日
六十三回目の終戦記念日の十五日、県内でも戦没者を追悼する催しや不戦を誓う集いがあった。戦争体験者や遺族が高齢化する中、参加者は戦争の記憶を心に刻み、語り継ぐ決意を新たにした。
英霊にこたえる会県本部と日本会議長崎(いずれも松藤悟会長)は、本県出身の戦没者を悼む「第二十一回戦没者追悼集会」を長崎市城栄町の県護国神社で開いた。
同神社には、本県出身の戦没者約六万人余がまつられている。戦没者の遺族のほか、県議や長崎市議ら約七十人が出席。政府主催の全国戦没者追悼式のテレビ中継に合わせて黙とう。終戦を告げる昭和天皇の「玉音放送」の録音を聞き、「海ゆかば」を歌った。
一九四五年三月、九州南東方面洋上で特攻隊として戦死した県内戦没者の家族にあてた遺書も紹介され、戦没者の冥福を祈った。
松藤会長は「この集会では毎年、総理の靖国公式参拝を求めている。福田総理にはぜひ参拝を復活していただきたい」とあいさつした。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080816/05.shtml
心の中で惨禍思う-舛添氏 高村氏-外相在任中しない
終戦記念日の15日午前の記者会見で、各閣僚が靖国神社参拝に関する所感を語った。
舛添要一厚生労働相は、靖国神社に参拝しない理由について「心の中で戦争の惨禍を思い、平和への決意を新たにするということであればいい」と淡々と述べた。
公明党出身の斉藤鉄夫環境相は「これまで、閣僚の公式参拝はすべきでないと申し上げてきたし、その気持ちに変わりはない」と明言した。
高村正彦外相は「外相在任中に参拝する予定はない」と、中国や韓国に配慮したことをにじませた。二階俊博経済産業相も「今回は控えさせていただく」と述べた。
伊吹文明財務相は「報道陣に囲まれて、騒々しい中で心を乱されたくない」と、終戦記念日の参拝を否定。閣僚最年少の林芳正防衛相は「今までもこの日にはお参りしていない。今日もそのつもりはない」と述べた。
2008/08/15 12:26 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008081501000443.html
今年も日本の「加害責任」強調 戦没者追悼式で衆参両院議長
2008.8.15 12:39
河野洋平、江田五月の衆参両院議長は、15日に開かれた戦没者追悼式で、先の大戦における日本の「加害責任」を昨年に引き続き今年も強調した。
江田議長は、「わが国の侵略行為と植民地支配により、アジア諸国をはじめ広い地域の人々にも、多大な苦しみと悲しみを与えた」と明言した。
一方の河野議長は「非人道的な行為によって人権を侵害され、今もなお苦しんでおられる方々に、改めて心からなるお見舞いの気持ちを申しあげたい」と述べた。昨年の追悼式では「日本軍の一部による非人道的な行為によって」と発言。今年は「日本軍の一部による」を削除したものの、お見舞いの気持ち」を「改めて」表明したことで昨年と同様の考えを伝えた。
河野議長はまた、「わが国と近隣諸国との関係においていまだに歴史に背景を持つ未解決の問題がトゲとなり、摩擦を引き起こしている」として東京裁判でのA級戦犯を合(ごう)祀(し)している靖国神社を取り上げ、「政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる追悼施設の設置に真剣に検討を進めることが求められる」と、国立で無宗教の恒久的な追悼施設の設置を積極的に提言した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080815/plc0808151237007-n1.htm
終戦の日、中国メディアが戦後日本の平和主義を強調
中国新聞社は15日、終戦の日を迎えた同日に福田康夫首相が靖国神社を参拝しないことに加え、武道館で行なわれる全国戦没者追悼式を大きく扱う記事を配信した。
同電は、安倍晋三前首相に続き、福田首相も終戦の日に靖国神社参拝を行なわないことを決定と紹介。閣僚17人中、参拝の意思を明らかにしたのは保岡興治法相、太田誠一農相、野田聖子消費者行政担当相で、町村信孝官房長官ら12人は参拝しないことを明らかにしたと伝えた。
全国戦没者追悼式については、天皇皇后両陛下、福田首相と戦没者遺族ら7000人が出席すると紹介。第二次世界大戦中の軍人・軍属230万人、一般国民の死者80万人を追悼するとともに、永久の不戦を誓う集会と記すなど、戦後の日本の平和主義をイメージづける論調だ。
写真は2007年8月15日に撮影した靖国神社境内。中国新聞社は「(小泉首相在任中の)06年8月15日に比べ、訪れる日本の一般人は明らかに減少した」と伝えた。(編集担当:如月隼人)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0815&f=politics_0815_001.shtml
靖国参拝:15万2000人祈りささげる
63回目の終戦記念日を迎えた15日、東京・九段の靖国神社では、昨年より1万3000人少ない15万2000人(神社発表)が戦没者へ祈りをささげた。
石原慎太郎都知事の参拝を見守っていた足立区の菊池四郎さん(78)は少年飛行兵の生き残り。「戦争は大反対だが、国へ若い命をささげた人に誠を尽くすのは人として当然」と話す。Tシャツにサンダルの渋谷区の女性(19)は、好きなアイドルの出演した映画で靖国を知り、「一度来てみたかった」。周りの参拝者の様子をまね、手を合わせていた。
13年前から旧日本軍の軍装で参拝する栃木県の男性(81)は境内の雰囲気の変化を感じた。小泉純一郎元首相の参拝が問題になった2年前までは参拝者から拍手を受けることが多かった。だがこの日は無言でカメラ付き携帯電話を向ける人に十重二十重に囲まれ、参拝に一苦労。「珍しがってくれるのはいいが、あのころの熱気はなくなったねえ」【林哲平】
毎日新聞 2008年8月15日 20時01分(最終更新 8月15日 22時55分)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080816k0000m040066000c.html
終戦の日、各地で戦争と平和を考える催し
2008年8月15日
「終戦の日」の15日、各地で戦争と平和について考える催しがあった。
広島ユネスコ協会は広島市の平和記念公園で「『平和の鐘』の集い」を開催。「原爆の子の像」の鐘を約120人が鳴らし、世界中の子どもたちの命と平和を守ることを誓った。広島大付属高2年の安藤友希さん(17)は「原爆から広島を復興に導いた人々に心から感謝しています」とスピーチした。
神戸市中央区の神戸文化ホールでは、ミュージカル「桜の物語」が上演された。中国で食糧を略奪したことを悔い、日本に帰って桜の苗木400本を現地に寄贈した兵庫県三田市の織田文雄さん(88)の体験を、東方文化芸術団(神戸市)が劇にした。中国人8人、日本人約40人が舞台に立った。
東京都千代田区の靖国神社の参道では、戦没者追悼中央国民集会(英霊にこたえる会、日本会議主催)が開かれた。こたえる会の堀江正夫会長は、15日に靖国参拝をしない福田首相を「残念で憤りさえ覚える」と批判した。靖国神社を取り上げ、劇場の上映中止が相次いだ映画「靖国 YASUKUNI」にも批判が出された。また、首相らの靖国参拝に反対する「平和遺族会全国連絡会」も東京・一ツ橋で集会を開いた。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200808150119.html
悲しい歴史繰り返さない 文京で戦没者追悼式
終戦記念日の15日、文京区の文京シビックホールで、都などが主催する戦没者追悼式が行われ、遺族ら739人が犠牲者の冥福(めいふく)を祈った。
式では石原知事が、「平和と繁栄が多くの尊い犠牲の上に成り立っているという事実を忘れてはならない。次の世代に語り継ぐことは私たちに課せられた重要な使命」と式辞を述べた。また、2016年夏季五輪招致に関連し、「平和を貫いた日本の首都東京において、平和の祭典オリンピック・パラリンピックを再び開催し、成熟した都市の姿を世界に示したい」と語った。
その後、正午の時報に合わせ、参列者全員が1分間の黙とうを行い、平和への誓いを新たにした。
最後に、遺族代表の青木嘉昭さん(67)(町田市)が「悲しい歴史を絶対繰り返さないとの信念の下に、自由で平和な社会の確立に一層努力する」と決意を語った。その後、参列者は壇上の献花台に白菊を手向け、遺族の冥福を祈った。
◇
追悼式の後、石原知事は靖国神社を参拝。続く都庁内での定例記者会見で、参拝が五輪招致活動へ及ぼす影響について尋ねられ、「別に影響はない。(靖国神社には)家内の父親や親類がいる。その心情として、私が行くことを、誰がどう妨げるのか」と語った。
(2008年8月16日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20080816-OYT8T00109.htm
石原都知事:北京五輪開会式の首相を批判
東京都の石原慎太郎知事は15日の定例会見で、北京五輪開会式を巡り、「非常に心外だった。自国の選手が来て、立って手を振らなかったのは、うちの総理大臣と北朝鮮の代表だけだった」と福田康夫首相を批判した。
福田首相と石原知事は8日の開会式に出席。石原知事は、福田首相が日本選手団を激励した言葉について「『せいぜい頑張ってください』って言ったそうだが、総理大臣がかける言葉と違うと思う」と不満をこぼし「『せいぜい』じゃなしに、『大いに』頑張ってもらいたい」と皮肉を込めてエールを送った。
石原知事はこの日、00年以来9年連続で靖国神社を参拝した。16年夏季五輪招致への影響については「別に影響はない。日本人として(参拝は)当たり前のことだ」と述べた。【木村健二】
毎日新聞 2008年8月16日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080816ddm041010159000c.html
県護国神社で戦没者慰霊 63回目の終戦記念日
六十三回目の終戦記念日の十五日、県内でも戦没者を追悼する催しや不戦を誓う集いがあった。戦争体験者や遺族が高齢化する中、参加者は戦争の記憶を心に刻み、語り継ぐ決意を新たにした。
英霊にこたえる会県本部と日本会議長崎(いずれも松藤悟会長)は、本県出身の戦没者を悼む「第二十一回戦没者追悼集会」を長崎市城栄町の県護国神社で開いた。
同神社には、本県出身の戦没者約六万人余がまつられている。戦没者の遺族のほか、県議や長崎市議ら約七十人が出席。政府主催の全国戦没者追悼式のテレビ中継に合わせて黙とう。終戦を告げる昭和天皇の「玉音放送」の録音を聞き、「海ゆかば」を歌った。
一九四五年三月、九州南東方面洋上で特攻隊として戦死した県内戦没者の家族にあてた遺書も紹介され、戦没者の冥福を祈った。
松藤会長は「この集会では毎年、総理の靖国公式参拝を求めている。福田総理にはぜひ参拝を復活していただきたい」とあいさつした。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080816/05.shtml