彦根市立鳥居本学園 ブログ 

平成27年4月から小中一貫型小中学校として新たな歩みを始めました。学園と鳥居本の魅力満載ブログです。

繰り上がりの足し算

2015年10月09日 | 鳥居本小学校学習
 小学校1年生では、いよいよ繰り上がりのある足し算の勉強です。入学して半年が経ち、いろんな事が出来るようになりました。保育園や幼稚園の頃ととは違って、きちんと座り、先生の話を聞き、お友達と相談したり、一人で考えたり。
 この時間は担任の先生から「どんぐり9個拾ったお友達と4個拾ったお友達がいます。併せるといくつになるかな。」という問題でした。
 皆さんはどんな計算をされますか。
 今更、9+4をどうやって計算するかといわれても、そんなの13って暗算で出来ますよといわれそうですが、初めて習う1年生の子どもにとっては大きなハードルなのです。じっくり写真をご覧ください。手前の児童は、上に4つおいて、下に、5個と4個を2列に並べています。そして、上に置いた4つのうち1つを下の9つと同じ色にしています。この1つを下に持っていけば、下は10になって、上は3つ残るから、10と3で13だと正しい答えが導き出せます。
 そろばんをされていた方なら、4で10になるのは6だから、10の位に1を置き、1の位の9から6払うから3残る。だから13でご名算となるところです。
 このように、数字を分解して10の固まりを作るというのがポイントです。このブログをご覧の方で、小学校1年生のお子さんやお孫さんがいらっしゃったら、是非参考にしていただいて、宿題等を見てやってください。
 ついでながら、今の算数の時間では、自分の考えたことを順に説明できる力も求めています。きっと手前の児童は、「4から1を持ってきて、9と併せて10にします。10と3で13です。」って説明してくれることと思います。(当日は違う児童が発表してくれました。)
 お家でも、「どうしてそうなると思ったのか教えて」「どんな風に考えたかお話ししてみて」と声をかけてやってください。