中山道鳥居本宿の老舗、有川製薬の屋根にはおもしろい瓦がいくつも見られます。
昔、京都のあるお寺に魔除けのために鬼瓦をのせたところ向かいのお家に病人が出たそうで、魔除けにあった魔が向かいの家に入ったせいに違いない、ならばその魔をよけるために鍾馗さんを置かれたそうです。その病人は、病気が治り元気なられたというお話。
それ以来屋根に鍾馗さんを乗せるお家が増えたそうです。写真の鍾馗さんは手作り感あふれて親しみを感じる作品です。作者の遊び心を感じて楽しい気分にしてくれます。鳥居本中学校のグランドの北にある町のあるお家の上にも鍾馗さんが乗っていました。
こちらの鍾馗さんは、おそらく型作りのものと思われます。勇ましい鍾馗さんで、屋根の上から邪気を払ってくれている感じが伝わってきます。
見出し写真の鍾馗さんは、「こちらに来ちゃ、ダメ!」と待ったをかけるような手の仕草がかわいらしいでしょう。来週鳥居本中学校では、この鍾馗さんについて学習をします。そして、自分達の鍾馗さんを作る予定をしています。どんな作品ができるか楽しみです。
鳥居本学園を守ってくれる鍾馗さんを期待しています。この内容、今後も続きます。