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「中国製ワクチン」接種完了者の感染死が続々、膨らむ疑念

2021年07月11日 14時09分25秒 | 医科・歯科・介護

7/11(日) 12:01配信

JBpress

6月21日、ジャカルタの集団ワクチン接種会場で、シノバック社製ワクチンのバイアルを示す医療従事者(写真:AP/アフロ)

 日本では、7月23日から開催される東京オリンピックの主要会場での無観客が決まるなど、コロナ感染拡大が止まらない事態になっているが、東南アジアでの感染拡大ペースはそれ以上になっている。東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する各国では、一部を除いて感染者や感染死者が急激に増加しており、極めて深刻な状況に陥っている。

シノバック製ワクチンの治験担当者の感染死が報じられた7月8日、北スマトラ大学病院では12歳以上の子どもにシノバック社製のワクチン接種キャンペーンが展開されていた

 特にASEAN域内最大、世界第4位の人口約2億7000万人を擁するインドネシアでは、5月にイスラム教の断食明け大祭で多くの国民が故郷に帰省してまた都市部に戻るという恒例の「民族大移動」が、政府や州政府の「帰省制限」にも関わらず大々的に行われ、その結果、6月から感染者、感染死者が激増した。

 こうした中、国民をさらに不安に陥れるニュースが報じられている。治療にあたる医療関係者の感染死が相次いでいるというのだ。しかも、亡くなった医療関係者の多くは、「優先接種」で中国製ワクチンの接種を受けていたという。そのため中国製ワクチンに対する不信感が高まっているのだが、さらに最近、衝撃的なニュースが伝えられた。中国製ワクチンの臨床試験を担当していた責任者が新型コロナに感染し、死亡したのだという――。

■ 感染拡大一途のインドネシア

 7月9日現在、インドンシアのコロナ感染者は245万5912人、これまでの感染死者は6万4631人と、人口による母数が多いこともあるが、ASEANでは断トツの数字となっている。一日の新規感染者数も6月末には2万人台になり、7月に入ると3万人以上を記録。一日の感染死者も1000人前後を記録し続けるという極めて深刻な事態に直面している。

 インドネシアの場合、2020年3月に最初のインドネシア人感染者が確認されて以降、感染防止対策としてワクチン接種を政府主導で進めてきた。

 政府が導入したのは中国製ワクチンだった。無償提供などで積極的に「ワクチン外交」を進める中国政府の思惑に便乗する形でもあった。そのワクチンはシノバック・バイオテック社製とシノファーム社製だ。

 当然のことながらインドネシア当局が独自に臨床試験を実施し、安全性・有効性を確認した。昨年9月以降に実施されたインドネシア国家食品医薬品監督庁の治験では、シノバック製ワクチンの予防効果は65.3%あるとされ緊急使用が認められた。

 これに基づき2021年1月13日にはジョコ・ウィドド大統領が「国際接種第1号」として中国製ワクチンを接種した。その模様はマスコミを通じて全国に流され、「国民も速やかに接種を受けるように」とのメッセージとなった。

 その後、大統領に続いて政府の要人、国会議員、国軍兵士、国家警察関係者、宗教界要人などへの接種が医療関係者とともに進められている。

 (参考記事)「ワクチン外交」全開の中国、ひれ伏すインドネシア
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/63713

■ ワクチン接種完了者にも感染が拡大

 だがその後も感染拡大は収まらなかった。しかも感染は一般の国民だけでなく、コロナの治療にあたる医療関係者にも広がっていった。この医療関係者の感染は当初、防護装具の不足や感染者隔離の不徹底などが原因と考えられていた。また、感染した医療関係者にはワクチン接種が間に合わなかった者が多いとされたため、さらなる接種が急ピッチで進められた。

 ところが、実態は違ったようだ。2021年6月17日に、中部ジャワ州クドゥス県で、シノバック社製のワクチンを接種していた医療関係者350人以上が感染し、うち少なくとも数十人が入院して治療中との報道が流れ、インドネシア国内に衝撃を与えた。

 この頃から国民の間に「中国製ワクチンの有効性」への疑念の声が広がり始めた。中には「成分は水ではないか」といった極端な見方も出始めた。また感染拡大の中心になりつつあるインド型変異株に対する中国製ワクチンの有効性に問題があるのではないか、との見方も広がっている。

 


「妊婦の82%が流産!?」など根も葉もない書き込みが…コロナワクチンで広がるデマ 医師「重症化より予防を」

2021年07月11日 10時24分09秒 | 医科・歯科・介護

7/10(土) 20:56配信

東海テレビ ニュースOne

 妊婦へのコロナワクチン接種で起きる影響として、SNSに投稿された「早産の可能性」や「82%が流産!?」。専門家はこれらを「デマ」と指摘しています。

副反応の報告にも違いが…コロナワクチン「ファイザー」と「モデルナ」同じタイプでも異なる様々なデータ

 コロナ禍の中での妊娠…感染すれば重症化する恐れもあるため、ワクチンの接種が呼びかけられていますが…。

<SNSの投稿>
「ワクチン接種を受けた妊婦の82%が流産!?」
「将来、子供の子供が不妊になるらしい」

「流産」「早産」「子供への影響」…妊婦への接種は悪影響があると謳う書き込みが、SNSで飛び交っています。

妊婦:
「出産後は打ってもいいかなと思うんですけど。妊娠中はやめておこうかなと思っています」

別の妊婦:
「(赤ちゃんに)副作用などがあるかというのは、まだこれから先じゃないと分からないので、その点については少し不安があります」

 ワクチン接種で起きる影響について、名古屋市千種区の「星ヶ丘マタニティ病院」の近藤理事長は「流産、早産、死産といった確率が高いという報告はありません」と話します。

 日本産科婦人科学会などは、「アメリカで接種した妊婦3万5千人への調査では、出産や胎児に影響は認められなかった」という研究データをもとに、「妊娠中でも接種はできる」と発表。厚生労働省もこれを引用し、希望する妊婦には接種を受けてほしいと呼びかけています。

近藤理事長:
「(妊娠して)子宮がどんどん大きくなって、当然胸郭が圧迫されますので肺炎も重症化しやすい。重症化して大変な思いをするよりも、打って予防した方がいいです」

 インターネット上には様々なウソの情報が飛び交います。中には「ワクチンの研究では妊婦127人のうち104人に自然流産を引き起こしたことが明らかになった」など、あたかも何かの文献を引用したように見せかけているものも。

 妊娠中の感染は、妊娠していない同世代に比べ重症化のリスクが高くなるといわれ、むしろ感染によって早産などのリスクが上がるとされています。

 河野ワクチン担当大臣もブログで、「ワクチンで不妊が起きるという科学的根拠は『全く』ない。流産や早産、先天奇形が起こりやすいということも確認されていない」とワクチンによる悪影響を否定しています。

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 妊娠中に接種を受ける場合に考慮した方がいいことを、「星ヶ丘マタニティ病院」の近藤理事長に聞きました。

 まず、『妊娠13週以降に入ってからの接種』を勧めています。妊娠中の方にも、発熱などの副反応は出る恐れはあります。妊娠初期や出産間近は避けた方が良いということです。

 また、できれば接種は『かかりつけの産婦人科で』としています。影響はないといっても、赤ちゃんの様子は気になります。

集団接種など別の場所で受けた場合は、1週間以内には赤ちゃんの様子を診てもらってほしいということでした。

 

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