東京23区では18日、前日までに死亡した26人の死因が熱中症だったと新たに確認され、80代女性が亡くなったとみられる2日以降、熱中症による死者は79人となった。都監察医務院によると、60歳以上が屋内で見つかるケースが大半で、その多くは部屋にエアコンがないか、あっても発見時に作動していなかったという。

 東京消防庁によると、熱中症とみられる症状で救急搬送された人は18日午後9時現在、稲城市と島嶼(とうしょ)部を除く都内で1~96歳の男女193人に上った。60代と80代の男性2人が重篤、40~90代以上の男女7人が重症で、中等症78人、軽症106人だった。