平和憲法と日本の立場

2019年07月16日 15時43分48秒 | 社会・文化・政治・経済

日本国憲法が、戦争放棄宣言をした。
世界に前例のない憲法である。
その意味からも、日本国憲法の、もっとも重要なポイントは<平和>である。
核戦争は人類の滅亡につながることから、必然的に核戦争の放棄が最大の命題となる。
再軍備をすすめ、憲法の改正を主張する人たちは、自ら進んで戦場行くことはないだろう。
戦争で犠牲にされるのが、だれでもない、国民自身であることを、つねに念頭において、憲法改正問題を論じることだ。


仏法とは?

2019年07月16日 10時47分49秒 | 社会・文化・政治・経済

仏法とは、仏が説いた教えのことです。

仏教の世界における「法」とは、この世の真理という大仰なものから、日々暮らして行く中での心掛けやルールなど多岐に渡ります。
仏法 (ぶっぽう). 法 (仏教) - 仏に成る方法。
如来法(にょらいほう) ともいう。
自らの生命の変革と、そこを出発点として安穏な社会の構築を目指すものである。

仏法の卓越性
人間に仏性・仏の生命が内在している、と説いていること。

仏性とは仏の性質や仏になり得る可能性の事で、
完全な人格者、仏陀となるべき可能性をいう。

自分が仏(尊い存在)であるように、周囲の人もかけがえのない仏(尊い存在)と敬う。
だが、仏(尊い存在)であることが信じられず、心の外に幸福を追っているという<生命の迷い>いがあると、そこに<魔>が付け込む。
人生の正しい軌道を妨げる存在<魔>は、自身であり他者の場合も。
人と比べるのではなく、自分を大事にし、ありのままの自分を磨いていくことだ。
自分の良いところを自覚し大いに伸ばすことに尽きる。


オープンダイアローグとは何か

2019年07月16日 09時49分24秒 | 医科・歯科・介護

斎藤環  (著, 翻訳)

商品の説明

最近、メンタルヘルス分野である種の流行になっているともいえる「オープンダイアローグ」について学ぼうと思い、入門編ともいえるこの本を読みました。

オープンダイアローグはフィンランドの西ラップランド地方にあるケロプダス病院におけるセイックラ氏を中心とするチームが実践する、革命的かつシンプルな新しい精神療法といわれています。

内容紹介

なぜ人は、“対話”だけで回復するのか。

依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。
そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする――。
フィンランドの一地方で行われているシンプルきわまりないこの手法に、世界の注目が集まっています。
この手法に、かねて「人薬(ひとぐすり)」の効用を説いていた斎藤環氏が魅入られました。

《結論から言いましょう。いまや私は、すっかりオープンダイアローグに魅了されてしまっています。
ここには確実に、精神医療の新しい可能性があります。》(本書12頁)

《経験を積んだ専門家ほど、その手法と思想を聞いて「これは効かないほうがおかしい」
と感じてしまうのは無理もありません。私自身が文献を読んだだけで、
これほど入れあげてしまったのもおわかりいただけるでしょう。
それほどこの「開かれた対話」には確たる手応えがあったのです。》(本書14頁)

オープンダイアローグの第一人者セイックラ氏の論文と、斎藤環氏の熱情溢れる懇切丁寧な解説が融合。
生き生きとした事例、具体的なノウハウ、噛み砕いた理論紹介で、話題のオープンダイアローグの全貌がわかる一冊です。

“開かれた対話”が、なぜ驚くほどの効果を上げるのか!?
依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。

そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする———フィンランド発のシンプルきわまりないこの手法に、なぜ世界が注目するのか?
オープンダイアローグの第一人者セイックラ氏の論文と、斎藤環氏の熱情溢れる懇切丁寧な解説が融合。生き生きとした事例、具体的なノウハウ、噛み砕いた理論紹介で、オープンダイアローグの全貌がわかる!

●新聞で紹介されました!
《症状が他者と分かちあわれ人間全体の事象として受け止められたとき、患者のなかに安心感が芽生え、結果として症状が消える。その鍵が言葉にあるという考え方は大きな励ましだ。》-大竹昭子(作家)
(『朝日新聞』2015年8月30日 書評欄・BOOK.asahi.comより)

《斎藤さんは「妄想という強固な建築物が、みんなで共有しようとした瞬間に崩れ去ってしまう。私自身も、そうした例を見てきている」と話す。》
(『毎日新聞』2015年8月30日 東京朝刊 出版:精神科医・斎藤環さん「オープンダイアローグとは何か」 妄想、幻覚 対話で抜け出す

序 文
はじめに それは“本物”だろうか? 

対話の力? 薬を使わない? 反精神医学? 
 フィンランドでは統合失調症に対する画期的な治療がおこなわれているらしい。そんな噂を耳にしたのは、2013年暮れの...
書 評
  • 「言語」への深い理解にもとづいた驚くほど平明な実践知
    書評者:上野 千鶴子(社会学者)

    ◆なぜ「ダイアローグ」なのか 

     かねてより自助グループのコミュニケーション作法である「言いっぱなし,聞きっぱなし」に疑問を持っていた。ことばというのは,何より伝わることを求める。そしてかならず相手からの応答を求めるものだと思っていたからだ。 

     ラカンに俟〈ま〉つまでもなく,ことばとはつね...
  • 非構成的エンカウンターグループの豊かさ (雑誌『看護教育』より)
    書評者:橋本 久仁彦(「きくみるはなす縁坐舞台」坐・フェンスの座長)

     私は30年ほど前に非構成的エンカウンターグループに出会った。我と汝という実存的な在り方を志向し,メンバーのどんな発言にもていねいに耳を傾け,互いに深く出会っていくというグループイメージはとても魅力的だった。組織に人間中心の雰囲気をもたらす革新的なアプローチとして,「静かなる革命」とか「20世紀最大...
  • 反-主体としてのオープンダイアローグ (雑誌『精神看護』より)
    書評者:松本 卓也(自治医科大学精神医学教室)

     オープンダイアローグの登場は、統合失調症に対する治療法の大きなパラダイムシフトを引き起こすのみならず、現代の精神医療における大きなパラダイムシフトを引き起こすかもしれない。 

     それは、この治療法が統合失調症患者の入院治療期間を大幅に短縮し、症状の再発を防ぎ、障害者手当の受給率を大幅に抑えるこ...
目 次
第1部 解説 オープンダイアローグとは何か (斎藤環) 

 はじめに それは“本物”だろうか? 

 1 オープンダイアローグの概略 
   全体をざっくりつかんでみよう 
   どんなルールで進められるのか 
   リフレクティングとは何か 

 2 オープンダイアローグの理論 
   ミクロポリティクス 
   詩学1 不確実性への耐性 
   詩学2 対話主義 
   詩学3 社会ネットワークのポリフォニー 

 3 オープンダイアローグの臨床 
   それはどんな経験だったのか 
   ミーティングの実際 
   実践のための12項目 

 4 オープンダイアローグとその周辺 
   ポストモダン 
   オートポイエーシス 
   精神分析 
   ケロプダス病院の実情 
   「べてるの家」との類似性 

 5 本書に収録した論文について 

 おわりに 私たちに「不確かさへの耐性」はあるか 


第2部 実践者たちによる厳選論文 オープンダイアローグの実際 

 1 精神病急性期へのオープンダイアローグによるアプローチ 
  ———その詩学とミクロポリティクス 
  The Open Dialogue Approach to Acute Psychosis: 
  Its Poetics and Micropolitics. 
  (Jaakko Seikkula & Mary E. Olson) 

 2 精神病的な危機においてオープンダイアローグの成否を分けるもの 
  ———家庭内暴力の事例から 
  Open Dialogues with Good and Poor Outcomes for Psychotic Crises: 
  Examples from Families with Violence. 
  (Jaakko Seikkula) 

 3 治療的な会話においては、何が癒やす要素となるのだろうか 
  ———愛を体現するものとしての対話 
  Healing Elements of Therapeutic Conversation: 
  Dialogue as an Embodiment of Love 
  (Jaakko Seikkula & David Trimble) 

用語解説 
索引 
著訳者紹介 

あとがき




不確実性に耐える

2019年07月16日 09時45分54秒 | 社会・文化・政治・経済

<個人の尊厳を大切にする社会>をつくる上で大切なことは?

必要なのは、直接的に顔をあわせての<対話>だと思います。
インターネットでの<つながり>であれば、簡単につくることができます。
しかし、それゆえに、離れるの簡単であり、深い関係になるのも難しい。
また、書き言葉によるコミュニケーションは、相手の心情を読み取るのに不適切です。
<炎上>現象に象徴されるように、揚げ足を取ったり、間違いに敏感になり過ぎたりしています。
一方で、直接的な<対話>によるコミュニケーションは、お互いの表情や身振りから伝わるものがあるため、相手との関係性を深く築くのに適しています。
現在、精神医療の分野でも、対話を活用した<オープンダイアローグ>とう治療法が注目されています。
その内容は至ってシンプルで、統合失調症など精神の病を抱えている患者本人と、その近親者、医療関係者で、対話を重ねていきます。
トータルテーマなどは設定せずに、自由に対話を行います。
もちろん医療関係者は、専門的な知識を用いながら治療に当たるが、自由な対話を繰り返す中で、少しずつ患者の症状が改善されていくのです。
<オープンダイアローグ>の際に、大切にしていることは、<不確実性に耐える>ということです。
本人や家族は<病気は治るか>という不確実性に耐えながら、治療を受け続けます。
その中で彼らに寄り添い、支えているのがスタッフの役割です。
いつ解決するか分からないという不確実性をはらんだ悩みと向き合い続けている人は多いでしょう。
そうした人たちに寄り添う側も、いつ状況が好転するか分からないという<不確実性>との格闘があります。
そうした葛藤の先にこそ、<自分を認められる社会> <個人の尊厳を大切にする社会>が、つくられるのではないではないでしょうか。 精神医・斎藤環さん


大川小学校の悲劇と同調圧力?

2019年07月16日 08時23分56秒 | 社会・文化・政治・経済

推測の域を出ないが、「裏山へ逃げよう」との発言を打ち消した強い声があって、その声に他の人たちが同調したのでは?

2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う津波が地震発生後およそ50分経った15時36分頃、三陸海岸・追波湾の湾奥にある新北上川(追波川)を遡上してきた。この結果、河口から約5kmの距離にある同校を襲い、校庭にいた児童78名中74名と、教職員13名中、校内にいた11名のうち10名が死亡。
地震直後、校舎は割れたガラスが散乱し、余震で倒壊する恐れもあった。教師らは児童を校庭に集めて点呼を取り全員の安否を確認したのちに、避難先について議論を始めた。
地震発生から津波到達まで50分間の時間があったにも関わらず、最高責任者の校長不在下での判断指揮系統が不明確なまま、すぐに避難行動をせず校庭に児童を座らせて点呼を取る、避難先についてその場で議論を始めるなど学校側の対応を疑問視する声が相次いだ。
普段から避難に関する教育を徹底し児童らだけの自主的避難により99.8%が無事だった釜石の全小中学校や、地震直後より全員高台に避難させ在校児童が全員無事だった門脇小学校と対照的
列の後方にいた教諭と数人の児童は向きを変えて裏山を駆け上がり、一部は助かったが、迫りくる津波を目撃して腰を抜かし、地面に座り込んで避難できない児童も居た。
大地震だったにもかかわらず、5分で完了可能な裏山への避難が選択肢の後方へ押し下げられてしまったのは、大川小学校に集まった人々のほとんどに危機意識が欠けていたためであり、そのように仕向けてしまった一因は行政にあったと推察できる。
地震のあと、子どもたちは通学用のヘルメットをかぶり、校庭に整列していた。「点呼をしていた。避難しようとしてたんじゃないか」。
地震の後、2人の孫を同校まで迎えに行った男性は言う。避難所にも指定されている小学校は、安全な場所のはずだった。
保護者や住民らの証言では、児童は11日午後2時46分の地震直後、教諭らの誘導で校舎から校庭へ移動した。ヘルメット姿や上履きのままの子もいた。
保護者の迎えの車が5、6台来ており、「早く帰りたい」と、泣きながら母親にしがみつく子もいた。
校舎に残る三つの時計は、いずれも3時37分を指し止まっている。地震から津波到達まで、 恐らく40~50分あった。
9日の保護者への説明会では、校庭で点呼を取るなどした対応に「なんですぐに逃げろって言わなかったのか」と非難の声も出た。
◇想定外◇
 午後3時10分過ぎ、現場に居合わせた男性(70)は、児童らが列を作って校庭から歩き出すのを目撃した。「教諭に先導され、おびえた様子で目の前を通り過ぎた」
 その直後だった。「ゴーッ」とすさまじい音がした。男性は児童らとは逆方向に走り出した。堤防を乗り越えて北上川からあふれ出した巨大な波が、学校を含む地区全体に襲いかかった。住民や男性の証言を総合すると、津波は児童の列を前方からのみ込んでいったという。列の後方にいた教諭と数人の児童は向きを変えて男性と同様に裏山を駆け上がるなどし、一部は助かった。

 同49分、大津波警報が出た。教諭らは校庭で対応を検討。校舎は割れたガラスが散乱し、余震で倒壊する恐れもあった。学校南側の裏山は急斜面で足場が悪い。そうした状況から、約200メートル西側にある新北上大橋のたもとを目指すことになった。そこは周囲の堤防より小高くなっていた。市の防災マニュアルは、津波対策を「高台に上る」とだけ記しており、具体的な避難場所の選択は各校に委ねられていた。

そこへ津波が来た。北上川を河口から5キロもさかのぼり、小学校の屋根を越えた。

大津波にのみ込まれ、児童108人のうち84人、教職員は13人のうち10人が行方不明となった石巻市大川小。北上川の河口にほど近い学校で起こった現実を、どう伝えたらいいのだろうか。

 児童が下校準備をしているとき、地震が起きた。全員が校庭に避難した。児童の一部は迎えに来た親と帰宅したが、校庭に残った子どもたちが悲劇に見舞われた。

 「ゴーという音と一緒に、川から津波が襲ってきた。みんなで校庭の脇の山に登ろうとしたけど、間に合わなかった」。5年生の只野哲也君(11)も濁流に飲み込まれ、気が付くと山に中に体が半分埋まっていた。そばにいた友達に助け出され、九死に一生を得た。
 が、校庭で一緒にいたはずの2年生の妹は行方不明。祖父の安否は分らず、母は遺体で見つかった。父と祖母とは避難所でようやく再会できた。


同調圧力とは

2019年07月16日 07時58分29秒 | 社会・文化・政治・経済

 

同調圧力(英: Peer pressure)とは、地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に強引に合わせさすことを指す。

少数意見を有する者に対して態度変容を迫る手段にはさまざまな方法がある。
少数意見を有する者に対して物理的に危害を加える旨を通告するような明確な脅迫から、多数意見に逆らうことに恥の意識を持たせる、ネガティブ・キャンペーンを行って少数意見者が一部の変わり者であるとの印象操作をする、「一部の足並みの乱れが全体に迷惑をかける」と主張する、少数意見のデメリットを必要以上に誇張する、同調圧力をかけた集団から社会的排除を行うなどである。

関連項目


同調圧力とは

2019年07月16日 07時58分29秒 | 社会・文化・政治・経済

 

同調圧力(英: Peer pressure)とは、地域共同体や職場などある特定のピアグループ(英: Peer group )において意思決定を行う際に、少数意見を有する者に対して暗黙のうちに多数意見に強引に合わせさすことを指す。

少数意見を有する者に対して態度変容を迫る手段にはさまざまな方法がある。
少数意見を有する者に対して物理的に危害を加える旨を通告するような明確な脅迫から、多数意見に逆らうことに恥の意識を持たせる、ネガティブ・キャンペーンを行って少数意見者が一部の変わり者であるとの印象操作をする、「一部の足並みの乱れが全体に迷惑をかける」と主張する、少数意見のデメリットを必要以上に誇張する、同調圧力をかけた集団から社会的排除を行うなどである。

関連項目


同調圧力

2019年07月16日 07時49分22秒 | 社会・文化・政治・経済

これからは<集団を優先する社会>から脱却し、<個人の尊厳を大切にする社会>に変わっていく必要がある。

そのための、具体的取り組みは?
まず、<教育>のあり方を見直すべきだと考える。
子ども時代に受ける影響は大きいからだ。
現在、家庭や学校においても<人に迷惑をかけてはいけない>など<強調性>が重視されている。
しかし、<協調性>ばかりが重視されてしまうと、ある種の同調圧力が生まれてしまい、いじめの温床にもなる。
今の社会に必要なのは、<自分を信じ> <自分の意見を大切に>と、自己の尊厳を伸ばす教育だと思う。
ある国の教育現場では、<人は迷惑をかける存在だから、寛容な心を持ちましょう>と教えるそうだ。
個人の意見をいえば、他人を傷つけたり、周りに迷惑をかけてしまうかもしれない。
しかし、そうした失敗を含め、いったん受け入れ合うことが大切だ。
その上で、注意したりフォローしたりすれば良いわけだ。精神医・斎藤環さん


母性社会日本の病理

2019年07月16日 07時26分19秒 | 社会・文化・政治・経済

河合 隼雄  (著)

商品の説明

内容紹介

必ずプラス・アルファがある河合隼雄の本! 「大人の精神」に成熟できない日本人の精神病理がくっきり映しだされる!!

心理療法をしていて、最近心理的な少年、心理的な老人がふえてきた、と著者はいう。

本書は、対人恐怖症や登校拒否症がなぜ急増しているのか、中年クライシスに直面したときどうすればいいのか等、日本人に起こりがちな心の問題を説きながら、これからの日本人の生き方を探る格好の1冊。

内容(「BOOK」データベースより)

心理療法をしていて、最近とみに心理的な少年、心理的な老人がふえてきた、と著者はいう。

本書は、対人恐怖症や登校拒否症がなぜ急増しているのか、中年クライシスに直面したときどうすればいいのか等、日本人に起こりがちな心の問題を説きながら、これからの日本人の生き方を探る格好の一冊。「大人の精神」に成熟できない日本人の精神病理がくっきり映しだされる。

著者について

1928年、兵庫県に生まれる。京都大学理学部を卒業。臨床心理学者。京都大学名誉教授。国際日本文化研究センター所長。スイスのユング研究所に留学後、日本にユング派心理療法を確立した。著書には『こころの処方箋』(新潮社)、『河合隼雄著作集』(全14巻・岩波書店)、『ウソツキクラブ短信』『こどもはおもしろい』『「人生学」ことはじめ』(以上、講談社)、『昔話の深層』『魂にメスはいらない』『日本人とアイデンティティ』『あなたが子どもだったころ』『明恵(みようえ) 夢を生きる』『子どもの本を読む』『ファンタジーを読む』『「老いる」とはどういうことか』(以上、講談社+α文庫)などがある。



阪神16日にも自力V消滅

2019年07月16日 07時22分37秒 | 野球

 宴の後は厳しい現実

<中日4-2阪神>◇15日◇ナゴヤドーム

宴の後に、厳しい現実が待っていた。阪神が中日との接戦を落とし、2年連続で後半戦黒星スタート。誤算はピアース・ジョンソン投手(28)だった。8回に登板し、中日アルモンテに決勝打を許すなど2失点。来日初めてイニング途中に降板し、自身2連敗となった。巨人が勝ったため、16日にも自力優勝の可能性が消滅する。

マウンドを降りる阪神ピアース・ジョンソン

  ◇    ◇    ◇

セ・リーグの灯は消えてしまうのか。球宴を沸かせた猛虎が後半戦で2年連続黒星発進。巨人が勝ったため、16日にも自力優勝の可能性が消滅する。終盤に競り負け、痛恨の1敗となった。

今年初めて見る光景だった。同点の8回に暗転し、竜党の大歓声が響く。マウンドに仁王立ちしていたジョンソンが途中降板し、うなだれてベンチに戻る。阪神が奈落の底に突き落とされた。矢野監督は淡々と「これも野球だよね。2アウト取ってからでしょう。しゃあないよね、ジョンソンでやられるのは」と振り返った。

またも生命線の必勝リレーが切れた。8回、不動のセットアッパーは普段通り2死までこぎつけた。だが、大島に左前へ運ばれ、アルモンテに初球の内角154キロ速球を打たれる。右中間突破の勝ち越し適時二塁打を浴びた。直後にビシエドを追い込んだが、パワーカーブを痛打された。左中間適時二塁打で傷が深まる。来日初の2失点を喫した。

前回登板した8日巨人戦(甲子園)から2戦連続失点&敗戦投手。開幕から大車輪の働きを見せてきたが初めての試練だ。ジョンソンが「これも試合。体は良かったし、調子も良かった。こういうことも起こり得る。とにかく切り替えて明日以降も頑張るよ」と話せば、矢野監督も「(状態は)全然、悪くないよね。ストライクで勝負というより、ボール球を振らせたかったんだろうけど、浮いたのを打たれた」とかばった。

気になるのは剛速球と代名詞の変化球を完璧に仕留められた点だろう。指揮官は「もちろん、研究してくると思う。球種も多い投手じゃないからね」と言う。前日14日も甲子園で「PJでも、この前(8日巨人戦で)三盗やられた。相手はどんどん研究してくる。自分の分析も必要になる」と指摘していた。今季34試合目の登板。持ち前の剛腕ぶりに加え、一工夫が必要な時期に差し掛かっている。

中日戦5連敗で、チームは前半戦から4連敗。4月28日以来の借金3を背負って、Bクラスまで0・5ゲーム差だ。16日は昨季1勝3敗、防御率1・96と苦戦した松坂と対戦する。矢野阪神が正念場に立たされている。【酒井俊作】

▼阪神が中日に敗れ4連敗。首位巨人が勝ったため、ゲーム差は今季最大の10・5に広がった。阪神が16日の中日戦に敗れると巨人の引き分け以上で、または、阪神が引き分けて巨人が勝った場合でも、阪神の自力優勝が消える。後半戦開始早々、阪神は苦しい状況に追い込まれた。


日本の病理

2019年07月16日 07時15分27秒 | 沼田利根の言いたい放題

多数者と少数者の存在

正規雇用者と非正規雇用者という構図。
満足者と不満足者、幸福者と不幸者を生んでいる社会。
今は経済も頭打ちであり、将来の見通いも持ちずらい。
多くの人が先行き不安を抱えている。
孤立した人は鬱積したものを、どんどの抱え込んでいく。
おカネを貯め込んでいると思われる高齢者に牙を向ける―集団(組織)も生まれた。
汗水垂らして働かず、短絡的にカネを得ようとするのである。
人を誘拐したり、銀行強盗よりはるかにリスクが少なく、確立の高いカネ儲けなのだ。
援助交際(売春)を含めて日本の病理である。


日本の病理

2019年07月16日 07時15分27秒 | 沼田利根の言いたい放題

多数者と少数者の存在

正規雇用者と非正規雇用者という構図。
満足者と不満足者、幸福者と不幸者を生んでいる社会。
今は経済も頭打ちであり、将来の見通いも持ちずらい。
多くの人が先行き不安を抱えている。
孤立した人は鬱積したものを、どんどの抱え込んでいく。
おカネを貯め込んでいると思われる高齢者に牙を向ける―集団(組織)も生まれた。
汗水垂らして働かず、短絡的にカネを得ようとするのである。
人を誘拐したり、銀行強盗よりはるかにリスクが少なく、確立の高いカネ儲けなのだ。
援助交際(売春)を含めて日本の病理である。