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「増税で軍備が増強される」

2019年05月16日 13時10分01秒 | 社会・文化・政治・経済

浜矩子教授「“富国強兵”のための消費税の増税には反対です」
2019/05/16 女性自身
テレビでは軽減税率の特集が組まれ、コメンテーターが日本の財政赤字の多さを強調する……。増税やむなしと思っているそこのあなた、財務省にだまされています! そこで識者が緊急提言・10月消費税10%はいますぐ凍結を!

浜矩子・同志社大大学院教授

「GDP(国内総生産)に対して、借金が2.5倍もある日本の財政状況は、立て直す必要があります。いずれ消費税の増税はやむを得ないと思いますが、安倍政権での増税には強く反対します」
経済学者で、同志社大学大学院教授の浜矩子さんは語気を強める。
「安倍首相は、ことあるごとに『強い日本を取り戻す』と発言しています。たとえば、’15年に“アベノミクスと外交、安全保障政策は表裏一体”と、経済を強くして、国防費を増やすという主旨の発言もしています」
昨年9月、トランプ大統領は安倍総理との会談後に「日本はすごい量の防衛装備品を買うことになった」と発言。その後、1機100億~150億円もするF35戦闘機を、アメリカから105機も購入する予定であることが明らかになった。
「世のため、人のための増税なら理解できますが、私には、安倍首相は“富国強兵”を目指しているとしか思えません」
今年10月に幼児教育・保育無償化が始まるが、これも消費税の増税を見越したものだ。
「もともと社会保障と税の一体改革のために増税するといわれていたのに、教育無償化することに目的が広がってしまった」
子育て世帯にとってはうれしいことだが、懸念があるという。
「私は、タダより怖いものはないと思っています。政府がより教育に干渉し、森友学園のように、教育勅語を暗記させるような教育が全国に広がることを警戒します。このような“21世紀版大日本帝国”を目論んでいるとしかみえない現政権による増税には反対です」
だが一方で、日本の財政への懸念もある。
「不測の事態に陥ったとき、国民や企業をレスキューするのが、国の役割です。そのためにわれわれは税金を払っているのに、現状では、むしろ国が苦しいからといって、国民がレスキューを強いられる。こんなばかな話はありません。本来の役割を果たせるような財政に立て直すことが急務です」
その一つの方法が、消費増税ではあるが、一定の“条件”がなければならないという。
「同時進行的に、お金のあるところから税金を集めることです。たとえば個人所得税率の上限は、もともと75%あったのが、今や45%に引き下げられています。増税とともに軽減税率をするのであれば、“重増税率”もあるべきです。明らかに富裕層しか買わないような物品には80%、90%の税率をかけてもいいでしょう。一方、食材などの生活必需品などは0%にするなど、強いグラデーションを付けることが必要だと考えています」


ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

2019年05月16日 10時47分20秒 | 社会・文化・政治・経済

1910年のニューヨークには、約110万人のユダヤ人が住んでいたという。

しかし、彼らの多くは社会の底辺でしか生きられなかった。結果的に彼らは、ギャングを形成するしかなかった。

当時の街並みがしっかり再現されています。製作費4000万ドルの半分は「過去の街づくり」に消えたそうです。

CSテレビノムービー・プラスで午前1時15分から観る。
実に長い映画であった。3時間余。

映画を観てから早朝散歩へ。

スタッフ
監督セルジオ・レオーネ 脚本レオ・ベンベヌーティ
ピエロ・デ・ベルナルディ
エンリコ・メディオーリ
フランコ・アルカッリ
キャスト
ロバート・デ・ニーロDavidNoodles
ジェームズ・ウッズMax
エリザベス・マクガバンDeborah

ミックスリスト - Deborah's Theme (Once Upon a Time in America)---Ennio Morricone

トリート・ウィリアムズJimmy_O'Donnell

チューズデイ・ウェルドCarol

ポスター画像

解説

アウトローの世界に身を投じた若いユダヤ移民たちのつかの間の栄光と挫折を描く。製作はアーノン・ミルチャン。エグゼキュティヴ・プロデューサーはクラウディオ・マンシーニ。監督は「夕陽のギャングたち」のセルジオ・レオーネ。

彼の遺作となった。

10年の歳月をかけて完成させた壮大なアメリカ叙事詩であり、彼の遺作ともなった名作。

1920年代から60年代にかけて、ニューヨークのユダヤ移民の子どもたちが自衛のためギャング団を組織し、やがて崩壊していくさまを、少年期、青年期、老年期と3つの時空を交錯させながら描いていく。

ハリー・グレイの原作をレオ・ベンヴェヌッティ、ピェロ・デ・ベルナルディ、エンリコ・メディオリ、フランコ・アルカーリ、フランコ・フェリーニ、レオーネが共同で脚色化、撮影はトニーノ・デリ・コリ、音楽はエンニオ・モリコーネ、編集はニーノ・バラリ、衣裳はガブリエラ・ペスクッチ、美術はカルロ・シーミが担当。

出演はロバート・デ・ニーロ、ジェームズ・ウッズ、エリザベス・マクガヴァン、トリート・ウィリアムズ、チューズデイ・ウェルド、バート・ヤングなど。日本版字幕は進藤光太。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1984年作品。後に229分の完全版が発表された。

ストーリー

デヴィッド・アーロンソン、通称ヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)はユダヤ移民の子である。

1923年、17歳のヌードルスがマックス(ジェームズ・ウッズ)と出会ったことから、仲間が寄り集まってゆく。

パッシィー、コックアイ、年少のドミニク、親が経営するバーを手伝うモー、ヌードルスが憧れているモーの妹デボラ(エリザヴェス・マクガヴァン)、ケーキ1個で誰にでも身体を許してしまうペギー…。折りからの禁酒法施行を利用して稼ぐことを覚え、その金を共同のものとして駅のロッカーに常置しておくことを誓い合った彼らに大きな試練がやってくる。

地元のやくざバグジーたちの襲撃でドミニクが殺されてしまったのだ。怒ったヌードルスはバグジーを刺し殺す。刑期は6年だった。

1931年、刑務所から出てきたヌードルスも、迎えに来たマックスもすっかり成長していた。

デボラも少女から成熟した美しい娘へと変貌し、彼女への愛が再び燃え上がった。再会の喜びにひたる間もなく、ヌードルスは新しい「仕事」にひき入れられた。

デトロイトのギャング、ジョー(バート・ヤング)が持ってきたある宝石店襲撃プランを実行することになったのだ。事は手順どおり運んだ。だが店の主人の妻キャロル(チューズデイ・ウェルド)の意外な抵抗にあい、ヌードルスは彼女を犯す。

禁酒法時代はやがて終焉を迎え、彼らは次の仕事に着手した。多発する労働争議への裏からの介入だ。しかし、ヌードルスの心は充たされなかった。

デボラの愛が欲しかったのだ。しかし彼女はハリウッドに行って女優になるという幼い頃からの夢を実現するために、彼の前から姿を消した。ある日、マックスが全米一の警備を誇る連邦準備銀行を襲撃する計画を打ち明けた。ヌードルスは頑強に反対したが、マックスは言い出したらひき下がらない男だ。

マックスの愛人になっているキャロルは警察に密告してマックスの計画を潰す以外に彼の命を助ける方法はないとヌードルスに懇願した。

ヌードルスはキャロルの願いを聞き入れ、ダイヤルを回した。1968年、60歳を越したヌードルスは1通の墓地の改葬通知を手にしてニューヨークにやってくる。彼は、密告によって警察に殺されたマックス、パッツィー、コックアイが眠る墓地で1個の鍵を発見した。それはあの駅のロッカーの鍵だった。

ロッカーの中には現金がつめ込まれた鞄が置いてあった。マックスは生きている! ヌードルスはその直感に従って今は女優として大成しているデボラに会い、デボラの子がマックスにそっくりなので唖然とした。ヌードルスとマックスは30数年ぶりに会った。マックスは、今はベイリー財団の理事長として政財界に君臨しており、ヌードルスの裏切りは全てマックスが計画したものだったのだ。ヌードルスはマックスの邸宅を辞し、彼のあとを追ってきたマックスは、清掃車の後部に身を投じた。(東宝東和配給*3時間25分)...

 

映画コロニア

2019年05月16日 10時17分13秒 | 社会・文化・政治・経済

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午前5時45分~CSテレビで観る。

監督 フローリアン・ガレンベルガー
脚本 トルステン・ヴェンツェル
フローリアン・ガレンベルガー
製作 ベンジャミン・ハーマン
出演者 エマ・ワトソン
ダニエル・ブリュール
ミカエル・ニクヴィスト

映画コロニアのあらすじ(前半)

1973年、ルフトハンザ航空の客室乗務員のレナはフライトでチリにやって来た。帰りのフライトまで時間があったためレナは街を見て回っていると恋人でジャーナリストのダニエルがデモに参加しているのを見かける。

一緒に過ごす幸せな時間もつかの間。軍事クーデターが勃発、部屋を逃げ出す二人であったが、途中で軍人に目を付けられ、ダニエルが反体制分子として捕らえられてしまう。

ダニエルが収容された「コロニア・ディグニダ」は、表向きは農業コミュニティだが、実態は「教皇」と呼ばれる元ナチ党員パウル・シェーファーが暴力で支配しているコミュニティである。

彼は自身の絶対的権力と男児趣味におぼれており、独裁的な運営をおこなっていた。

さらに、ピノチェト軍事独裁政権と結びついた拷問施設になっており、ダニエルも日夜を問わず拷問を受ける日々であったが、自身が拷問により頭がおかしくなったフリをして脱出の機会をうかがっていた。

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レナは仲間にダニエルを助けることを提案するが、取り合ってもらえない。そのため、単身「コロニア・ディグニダ」に潜入することを決意する。

潜入したレナは愕然とする。

施設内のシェーファーは想像以上の独裁運営であり、男女で住む場所が分かれており、女性への差別はすさまじくひどいものであった。女性を管理するギゼラもレナに厳しく当たった。

ダニエルが収容された「コロニア・ディグニダ」は、表向きは農業コミュニティだが、実態は「教皇」と呼ばれる元ナチ党員パウル・シェーファーが暴力で支配し(ただし、映画内では元ナチ党員の件は触れられていない)、ピノチェト軍事独裁政権と結びついた拷問施設となっていて、生きては二度と出られない恐るべき場所だった。

実在した拷問施設『コロニア・ディグニダ』に世界が震撼

1973年チリ、軍事クーデター発生によりピノチェト政権発足。

南米史上最悪の独裁政権と言われ、実に2万8千人を拷問し、約3千人を殺害したとされる。
そして、その極秘拷問施設として使用されたのが<コロニア・ディグニダ>だ。
少年への性的虐待の罪でドイツを追われ、南米に根を張ったナチスの残党、パウル・シェーファーが1961年に設立。
ピノチェト政権との密接な関係により、勢力を拡大。経済力で周囲の住民の信頼を得る一方、秘密警察の拷問施設、武器密輸の中継基地、巨大な武器庫という裏の顔を持っていた。

史実を基にした緊迫の脱出劇。