アロマテラピー学習ブログ

http://www.aromakankyo.or.jp/license/text.html
参照。

組織

2008-03-14 12:09:23 | 解剖生理学(身体の発生)
<組織とは>
人体には約200~300の異なった細胞があり同じ働きをする細胞が集まって組織を構成する。

組織は細胞と細胞間質からなる。
*細胞間質とは、細胞間を埋める物質で膠原線維(コラーゲン)や弾性線維(エラスチン)、細網線維などの線維と無定形の気質からなる

組織には4種類ある

上皮組織
表皮・口腔・気管・消化管などの細胞層
体の表面や器官の内外を覆い保護的役目をする
吸収・分泌・刺激受容の働きをする
細胞が密接して並び細胞間質は極めて少なく、血管は通っていない

*上皮組織が分化し産生・放出を専門にするのが分泌腺といい、外分泌腺・内分泌腺がある。
外分泌腺=胃液・粘液・汗・乳汁など
内分泌腺=ホルモン腺(直接血管に放出される)
*上皮組織以外の組織にできた悪性腫瘍を肉腫、上皮組織にできた悪性腫瘍を癌という

支持組織
各組織・器官間を埋め、つなぎ合わせる組織
大量の細胞間質を持つ
骨組織や軟骨組織などの固形のもの
血液やリンパ液などの液状のものなど様々
組織や細胞を結合する役割
細胞間質には膠原線維・弾性線維・細網線維がある。
細胞間質の間を埋める気質からなる。

支持組織は4つに分類される

●結合組織
膠原線維がぎっしり詰まり細胞が散在する
●液状組織
血液、リンパ液
●軟骨組織
●骨組織

筋組織…体や内臓の自動運営を営む 筋細胞と少量の細胞間質からなる
筋細胞は細長い線維状=筋線維ともいう

骨格筋(体性神経支配)足や手にある筋肉組織。しま模様で強い力が出る。横紋筋、短時間の比較的強い収縮運動。熱を産生する。赤筋( 赤く見えるミオグロビンという色素タンパクの量が多く、白筋より酸素を使って脂肪を燃焼させる力が高い)や白筋がある。運動時に働く筋肉である。…随意筋(自分の意思で動かすことが可能)
平滑筋(自律神経支配)血管・胃腸管・子宮・膀胱など・比較的弱い力で継続的に収縮。しま模様がない…不随意筋(意思とは無関係に動く)
心筋(自律神経支配)心臓を収縮させる筋肉組織、しま模様で強い力が出る。不随意筋であるが骨格筋と平滑筋両者の長所を持つ…不随意筋(意思とは無関係に動く)
神経組織
中枢神経=脳・脊髄
末梢神経=体性神経・自律神経からなる
神経機能を営む神経成分と支持成分からなる
神経成分をニューロン(神経元)・支持成分を神経膠(細胞間質の役割)



最新の画像もっと見る