アロマテラピー学習ブログ

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参照。

皮脂膜・汗腺・皮脂腺

2008-03-24 14:54:44 | 解剖生理学(皮膚)
 皮脂腺から分泌される皮脂(油分)と汗腺から分泌される汗(水分)が混ざり合って出来たpH5.2~5.8の弱酸性の皮脂膜で皮膚表面は覆われている。

◆皮脂膜
 皮膚表面をなめらかにし、水分の蒸散を防ぐと同時に、うるおいを保ち、外部刺激から肌を守る。
 また、弱酸性を保っているので、有害な細菌の繁殖を抑える働きもある。季節や環境などの影響により皮脂膜が作られにくくなると、皮膚表面はアルカリ性になり抵抗力が鈍くなり、湿疹やかぶれを起こしやすくなる。
 皮脂が多く出過ぎるとバランスが崩れアルカリ性に傾き殺菌力が弱まる。


◆汗腺
 汗を分泌する汗腺は、真皮の深層から皮下組織にあり、エクリン腺(小汗腺)とアポクリン腺(大汗腺)の2種類がある。
 エクリン腺は毛と関係なく存在する汗腺で、全身に分布している。全身に200~500万個あり、手のひら、足の裏に多く、大量の水分を分泌し体温調節に関与する。
 アポクリン腺は、腋の下や乳首のまわり、外陰部などの特定の部分にだけあり、毛包上部に開口している。体臭に関与する汗腺で、体温調節には関与しない。

◆皮脂腺
 皮脂を分泌する皮脂腺には、毛包上部に開口し、手のひらと足の裏以外の全身にある皮脂腺と、乳房・口唇・肛門付近に直接開口する毛包に付属しない独立皮脂腺がある。男性ホルモンは皮脂の分泌を促し、女性ホルモンは制御する。男性は50歳を過ぎると、女性は35歳を過ぎると皮脂の分泌は衰えていく。


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