アロマテラピー学習ブログ

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参照。

毛の構造

2008-03-24 15:27:43 | 解剖生理学(皮膚)
毛は図のような皮膚の組織の一部として存在している。掌と足の裏を除く殆どの部分に毛が生えている。
毛には、皮膚の保護機能、体温を保つ機能、知覚機能などさまざまな役割があるが、人間の生活環境の変化に伴って、あまり重要な役割を持たなくなってきた。

◆毛の構造
【毛球】
毛の発育で最も重要な部分が根っこの部分である毛球部。ここで毛母細胞は活発に細胞分裂を繰り返し、分裂するとともに上方に移動して毛を伸ばしていく役割を果たしている。脱毛は毛球の細胞分裂が停止して角質化し、毛根が毛乳頭から離れて毛包と共に上方に移動することによって起こる。

【毛乳頭】
毛球の最下端にあり、血管に富んでいる。

【毛管】
皮膚表面から外に出ている部分。

【立毛筋】
鳥肌が立つというのは、立毛筋があるためである。自分の意思では動かせないが、気温や環境によって毛を立たせたり寝かせたりする役割を持っている。毛の発生に重要な役割を果たしているという説もある。

【エクリン腺とアポクリン腺】
全身に分布するのがエクリン腺で、腋の下や陰部などの特定部位に分布する汗腺がアポクリン腺である。腋臭や体臭の主な原因はアポクリン腺から出る汗が最近に分解されたときに発生すると言われている。


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