アロマテラピー学習ブログ

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参照。

胆汁

2008-12-26 05:09:06 | 排泄・解剖生理学(消化器系・泌尿器系)
胆汁(たんじゅう)とは、肝細胞で作られ、胆のうに蓄えられた後、1/6~1/12に濃縮され胆道により十二指腸へと流れる体液。おもな成分は,胆汁酸(たんじゅうさん)と胆汁色素(たんじゅうしきそ)であるビリルビン、水分(90%を占める)、コレステロールで、消化酵素は含まれていない。黄褐色でアルカリ性濃縮されると黒っぽくなる。

大きく「胆管胆汁」ファーター乳頭から分泌
   「胆のう胆汁」胆嚢で濃縮
   「肝胆汁」肝細胞で産生
の三種類に分類することができる。

胆汁は,すい液とともに胃からきた食物を中和し,脂肪を乳化してリパーゼの働きを助ける。脂肪分・たんぱく質などに対して作用し、吸収させやすくする働きを持つ。

胆汁酸
界面活性剤として食物中の脂肪を乳化して細かい粒とし、リパーゼと反応しやすくすることで脂肪の消化吸収に重要な役割を果たす。更に脂肪の分解産物に作用して小腸から吸収されやすく変化させる。また腸内に分泌された胆汁酸の殆どは小腸で再吸収され、肝臓に戻される(腸肝循環)。

胆汁色素
破壊された赤血球から遊離したヘモグロビンのタンパク質部分から切り離されたヘムが、肝臓の細胞で黄色のビリルビンに変化したもの。大部分は大便中に排泄される。


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