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参照。

協力筋・拮抗筋

2008-12-26 03:33:48 | 解剖生理学(骨・筋肉)
協力筋とは、お互いに協力し合う関係の筋肉のこと。拮抗筋の反対。
~協力筋の組み合わせの例~
・上腕二頭筋 - 上腕筋
 上腕二頭筋は力こぶで、肘を曲げる筋肉、上腕筋というのは上腕二頭筋の陰に隠れている筋肉で、同じ作用をする。
・大腿二頭筋 - 半腱様筋
 大腿二頭筋は太ももの後ろ側にある筋で、半腱様筋もその隣にある筋肉。どちらも膝を曲げるのに働く筋だから、協力筋の関係にある。
・下腿三頭筋 - 後脛骨筋
下腿三頭筋というのはふくらはぎのふくらみを作っている筋で、踵を挙げる、つまり足首を屈曲させる働きを持つ。後脛骨筋というのは少しマイナーな筋だが、下腿三頭筋の陰に隠れている筋なので、これらの筋は協力筋ということになる。
・半腱様筋 - 半膜様筋
半腱様筋と半膜様筋は隣同士にある筋で、どちらも太ももの裏側で膝を曲げる働きをしている協力筋。
・大胸筋 - 広背筋
肩が外転するときに三角筋は収縮し、大胸筋と広背筋は弛緩する。反対に肩が内転するときは三角筋は弛緩し、大胸筋と広背筋は収縮する。この場合の大胸筋と広背筋は協力筋。
※同じような場所にある筋肉はたいてい、同じ作用をする。


拮抗筋とは、お互いが反対方向に働く筋のために、作用を相殺し合ってしまう関係の筋肉のこと。
~拮抗筋の組み合わせの例~
・腸腰筋 - 大殿筋
腸腰筋というのは太ももを持ち上げる、股関節を屈曲させる筋で、大殿筋というのは太ももを後ろに引っ張る、股関節を伸展させる筋だから、この二つは代表的な拮抗筋の関係にある。
・上腕二頭筋 - 上腕三頭筋
上腕二頭筋は肘を曲げる作用があって、上腕に三頭筋は肘を伸ばす作用があるから、この二つの筋肉は拮抗筋。
・腸腰筋 - 大殿筋
腸腰筋は股関節を屈曲させる筋で、大殿筋は股関節を伸展させる筋だから、これも拮抗筋。
・前脛骨筋 - 下腿三頭筋
前脛骨筋はすねにある筋肉で、足やつま先を持ち上げる働きをする筋。下腿三頭筋は足首を後ろに曲げる筋肉だから、これも拮抗筋。
・三角筋 - 大胸筋
肩が外転するときに三角筋は収縮し、大胸筋と広背筋は弛緩する。反対に肩が内転するときは三角筋は弛緩し、大胸筋と広背筋は収縮する。この場合の大胸筋と三角筋は拮抗筋となる。



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