今年のこの村では牛4頭。
やぎ7頭。
隣村では金持ちも多いせいか、小さい村なのに牛が15頭も捧げられたらしい。。。
それぞれのモスクに集まってこの儀式がおこなわれる。
なので刃をあててるのは全て村の人。
プロのとさつ人とかではない。
最後の牛は大変だった。
この雰囲気と殺されるとわかってる悲しみ。
大暴れ。
何度も立ち上がっては暴れる。
悲しいけど、ごめんなさい。。。
そしてこの右端で台帳を持ってる人がいるが、
誰がどれを捧げたのかチェックして、各家にどれだけの肉を配るのか全て計算してる。
やっとおさまり、祈り。
牛の担当は、やぎの担当を何年かした後なるらしい。
やっぱりメインは牛。
そして牛の首に刃をあててるのは、なんとアンドレのお父さん!!!
アンドレ自身はこの作業を継ぐ事はありえないって。
耐えられないって。
祈りを捧げ、暴れ泣く牛の喉元に。
牛の皮膚は大変厚く、動脈にたどりつくまで相当切る。
なので牛の鳴き声がモスクの原っぱに響き渡る。
切ない。
飛び散る血を段ボールやバナナの葉で食い止める。
これだけの人数の大の男がのってもまだまだ暴れる。
死後痙攣もおさまり置かれる牛。
この行事を子供も超至近距離で見るのだ。
殺すのが目的ではない。
あくまでも感謝を述べ、祈りを捧げ、命の尊さを学ぶ。
スーパーで売られた肉からは想像出来ない。。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます