TOMOの日常。。。kehidupan TOMO

流山児★事務所の横須賀智美による日常日記。
役者の素顔が見えるかも。。。INDONESIA交流記も満載。

神聖な儀式。

2013-01-15 | インドネシア

今年のこの村では牛4頭。
やぎ7頭。

隣村では金持ちも多いせいか、小さい村なのに牛が15頭も捧げられたらしい。。。

それぞれのモスクに集まってこの儀式がおこなわれる。
なので刃をあててるのは全て村の人。
プロのとさつ人とかではない。



最後の牛は大変だった。
この雰囲気と殺されるとわかってる悲しみ。
大暴れ。
何度も立ち上がっては暴れる。
悲しいけど、ごめんなさい。。。



そしてこの右端で台帳を持ってる人がいるが、
誰がどれを捧げたのかチェックして、各家にどれだけの肉を配るのか全て計算してる。



やっとおさまり、祈り。
牛の担当は、やぎの担当を何年かした後なるらしい。
やっぱりメインは牛。
そして牛の首に刃をあててるのは、なんとアンドレのお父さん!!!
アンドレ自身はこの作業を継ぐ事はありえないって。
耐えられないって。



祈りを捧げ、暴れ泣く牛の喉元に。



牛の皮膚は大変厚く、動脈にたどりつくまで相当切る。
なので牛の鳴き声がモスクの原っぱに響き渡る。
切ない。



飛び散る血を段ボールやバナナの葉で食い止める。
これだけの人数の大の男がのってもまだまだ暴れる。





死後痙攣もおさまり置かれる牛。
この行事を子供も超至近距離で見るのだ。

殺すのが目的ではない。
あくまでも感謝を述べ、祈りを捧げ、命の尊さを学ぶ。
スーパーで売られた肉からは想像出来ない。。。